いま“アツい”日本酒がわかる!「SAKE COMPETITION 2025」表彰式の模様をレポート

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2025年06月13日 18:01  ガジェット通信

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ガジェット通信

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老若男女問わず、様々な世代から愛されている日本酒。昨年12月には、「日本の伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、日本酒は日本を代表する食文化として、国内外からの注目度も高まっている。

そんな日本酒の世界一を決める品評会が「SAKE COMPETITION」。前回の記事では、5月に行われた審査の模様をお届けした。
前回の記事はこちら:https://getnews.jp/archives/3623056

6月10日に高輪ゲートウェイで最終順位が発表される表彰式が行われた。今回は、気になる受賞酒と表彰式の模様をお届けする!

■MCは宇賀なつみさんとサッシャさん! 華やかな雰囲気で表彰式が開幕

2012年から開催され、今回で11回目となる「SAKE COMPETITION」。今回から会場をTAKANAWA GATEWAY Convention Centerに移して表彰式が行われた。

表彰式のMCは、宇賀なつみさんとサッシャさん。華やかな雰囲気で会が進められた。

たくさんの参加者が、受賞酒の発表を真剣な眼差しで見守った。

■“確かな実力”を持った酒蔵がランクイン!

「純米酒部門」では、静岡県 磯自慢酒造の「磯自慢 雄町 特別純米53」が1位を獲得。「日本酒の原点である純米酒の部門で第1位をいただけたことは作り手冥利に尽きます。岡山県の雄町の特等米をいただいており、雄町の米質にあった酵母を選択しており、手抜きすることなく作った商品です」と受賞の喜びを語ると、「日本酒は和食だけでなく、イタリアンやフレンチのような外食にも合うお酒ですので、日本酒をもっと広げていけるような助けを少しでもさせていただければと感じております」と今後の意気込みを続けた。

「純米吟醸部門」では三重県 寒紅梅酒造の「寒紅梅 純米吟醸 山田錦50%」、「純米大吟醸部門」では神奈川県 黄金井酒造の「盛升 純米大吟醸」、「Super Premium部門」では岡山県 宮下酒造の「極聖 純米大吟醸 天下至聖」、「海外出品酒部門」ではDASSAI USA lnc.(アメリカ)の「DASSAI BLUE Type 23」が1位を獲得した。

そして、「今までにない評価基準・視点で日本酒を評価する」という目的で今回から新設された「モダンナチュラル部門」では、青森県 西田酒造店の「田酒 純米大吟醸 山廃」が1位を獲得。「重いやクセがあると思われがちな純米大吟醸ですが、山廃の純米吟醸は決して変なクセがあるわけではなく、スッキリとした酸が出ているのが特徴です。これが本当の山廃なんだと伝えたかったので、今回賞をいただけたのはその証だと実感しています」と、喜びを語った。

■各部門・特別賞の結果一覧はこちら

審査を担当した長谷川浩一氏(はせかわ酒店)が、「全体的に米が硬くて溶けにくいため、これまでで最も作り手が苦労した年だと思います。テクニックのある技術者が作った、米の旨みをバランスよく引き出せたお酒が上位に入賞するのではないでしょうか。作り手の実力が間違いなく順位に反映される年になるだろうという印象です」と語ったように、今年の受賞酒の実力はどれもお墨付きと言っても良いだろう。

この機会に色々な日本酒を試して、あなたの“お気に入りの銘柄”を見つけてみるのも良いのではないだろうか。

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