つるの剛士、50歳の節目に集大成ライブ開催 ウルトラマンダイナや野久保直樹(羞恥心)など、豪華ゲストと全15曲を披露

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2025年06月13日 18:01  ORICON NEWS

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『50歳記念ライブ“50th!!”』の模様(C)近藤宏一
 タレントで歌手のつるの剛士が、自身の誕生日から5日後となる5月31日に『50歳記念ライブ“50th!!”』を開催した。会場は東京・日本橋三井ホール。芸能活動30年、人生50年の節目に行われた同公演では、自身のこれまでを振り返る構成で、多彩な楽曲と豪華ゲストがライブを彩った。

【ライブ写真多数】ウルトラマンも登場!笑顔で握手を交わしたつるの剛士

 ライブ冒頭、オープニング映像で「“全盛り”したい。みなさんと一緒に自分の人生を振り返るようなライブにしたい」と語ったつるの。その言葉どおり、セットリストには初期のロックナンバーから代表的カバー曲、近年の活動曲までが並び、つるのの振れ幅の大きなキャリアを体現するような全15曲が披露された。

 1曲目は、世界柔道のテーマソングとして制作された「メダリスト」に新たな歌詞を加えた「メダリスト2020」。疾走感あふれるロックナンバーで、白いフライングVをかき鳴らしながら熱唱する姿に会場が沸いた。「はやぶさ」「はやぶさ2」と続き、観客のハンドクラップが場内を包み込んだ。

 今回のライブを支えたバンドメンバーは、五十嵐勝人(ギター)、島本道太郎(ベース)、村原康介(キーボード)、渋谷憲(ドラム)。そして、後述の「シケイダス」パートではHATTALLICAのKirz Hammettもギターで参加した。

 MCでは「最初飛ばしすぎちゃいました。50なんだから、バランス考えなきゃですね」と笑いを誘いながら、最初のゲスト・河相我聞を紹介。1994年のドラマ『青春の影』での共演をきっかけに親交を深め、つるのが河相の家に“居候”していたことはファンの間でも有名なエピソード。今回は同作のオープニングテーマ「愛をくれよ」を、つるののギターと歌、河相のドラムという編成で共演。2人の友情がにじむステージとなった。

 続いて、つるのが主演を務めた『ウルトラマンダイナ』(1997年〜1998年)の主人公アスカ・シンとしてステージに登場。「君だけを守りたい」(作詞・作曲:高見沢俊彦)を歌うなか、ウルトラマンダイナ本人も登場して場内は大歓声。さらに『ウルトラヒーローズEXPO 2022 サマーフェスティバル』のテーマ曲「next new hero」も披露され、ヒーロー時代の熱が再現された。

 続いて登場したのは、フジテレビ『GO!GO!チャギントン』で共演する梶谷直史アナウンサー。2人で「ジャンケントレイン」をフリ付きでパフォーマンスし、50歳とは思えぬ元気なダンスとジャンプで会場を沸かせた。

 ステージは一転し、つるのが参加するセミメタルバンド「シケイダス」のパートへ。セミ人間に扮したつるのは、「Cicadas」「ミーン」の2曲をヘドバンとディストーションギターで披露。観客の反応も“ノリノリ・唖然・呆然”と三者三様だったが、その振り幅の大きさこそが、つるのの表現力の証でもある。

 大きな拍手とともに現れたゲスト・世良公則とは、NHK『旅うた』での共演をきっかけに親交を深め、現在も世良の自宅で陶芸を教わっているという仲。ステージでは「銃爪」「燃えろいい女」の2曲を交互にボーカルを取り合いながら熱唱。70歳を迎える世良から「つるのくん、まだまだ伸び代がある」との激励も贈られた。

 最後のゲストは、つるのとともにユニット・羞恥心で活動した野久保直樹。2人で「羞恥心」を当時の振付そのままに披露した。上地雄輔はスケジュールの都合で不在だったが、メッセージ映像で「なんで呼ばないんだよ!」と茶目っ気たっぷりにコメント。つるのは「次は3人で」と応えた。

 ライブ終盤では、「M」(PRINCESS PRINCESSカバー)をハンドマイクでしっとりと歌い上げ、つるのが2009年に発表したカバーアルバム『つるのうた』からの代表曲として、その表現力を発揮した。

 アンコール前には、交流のある著名人からのお祝いメッセージが映像で紹介された。相川七瀬、DAIGO、ミッツ・マングローブ、杉浦太陽、電大の3人、棋士・七段の戸辺誠、アングラーの村越正海らからの温かな言葉が寄せられた。

 アンコールでは、電大との共作曲「いますぐ走り出せ」、そしてthe pillowsの山中さわおが作詞・作曲した「シュガーバイン」を熱演。ライブ冒頭と同じく「夢」をテーマにした楽曲で締めくくられた。

 ライブを通してつるのは「素敵な偶然やご縁に支えられ、成長させてもらいました。これからは小さな夢にもていねいに関わっていきたい」と語った。多彩なステージと幅広い音楽性、そして真っ直ぐな言葉で自身の50年を表現した一夜となった。

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