（左から）潮紗理菜、SGさん、遠山大輔
◆人生で一番うれしいことかもしれない
潮：SGさんは日韓ミックスのシンガーソングライター。日本で生まれて生後3ヵ月で韓国に移り住み、高校生まで韓国で育ち、16歳の頃に日本で生活を開始。バンドもやられていましたが、コロナ禍で活動にブレーキがかかってしまい、新しい発信の場所として選んだのが、YouTubeでのカバー動画の投稿でした。それがきっかけでソロ活動を始め、2023年11月にメジャーデビュー。“令和の卒業ソング”としてロングヒットした楽曲「僕らまた」は、ストリーミング累計1.5億回再生を突破しています。
遠山：1.5億回という数字は……。
SG：日本の人口以上ですね（笑）。
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SG：うれしいことです。
遠山：SGさんのキャリアのなかでも、大事な曲であることは間違いないですか？
SG：めちゃくちゃ大切です。自分の人生を変えていただきましたし、いろいろな方から「（この曲で）人生が変わりました」とか「お別れや出会いの場で使わせていただいて、思い出の曲になっています」とか、そういう言葉をいただいているので、この曲を出せたのは人生で一番うれしいことかもしれないです。
遠山：（この曲を）作ったときは、こんな未来を想像されていました？
SG：……していました（笑）。
潮：かっこいい！
SG：結局“自分はこれができる！”と思わなかったら挫折してしまうので。“いつかヒットする！”っていう根拠のない自信をずっと持ちながら作っていました。
――ここで、SGさんが「僕らまた」を生演奏♪
生演奏の様子（左から：SGさん、潮紗理菜、遠山大輔）
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客：パチパチ（拍手）！
SG：ありがとうございました、緊張した〜（笑）！
遠山：普段のライブとは、また勝手が違いますよね。
SG：勝手どころか……実は公の場でピアノを弾きながら歌うのが2回目なんです（笑）。
遠山・潮・客：え〜!?
SG：もちろん1人のときに黙々と弾いたりしてはいるんですけど（笑）。お聴きくださってありがとうございました！
客：パチパチ（拍手）。
◆令和の卒業ソング「僕らまた」制作秘話
潮：「僕らまた」は“令和の卒業ソング”と言われていますけど、卒業ソングって、先生や親から作られることがわりと多いじゃないですか。でも「僕らまた」は、友達や仲間に対して“一緒にその時間を送りあう”というような親近感を感じるというか……。
SG：（制作時は）コロナ禍だったので、当時は合唱もできなかったじゃないですか。だから、コロナ禍に卒業される皆さんは、思い出が1つ欠けてしまうかもしれない、そういう思いも込めて作ったので、友達に向けて歌ったり、原曲にはクラップが入っているんですけど、そういうところでも卒業式を盛り上げられるんじゃないかなと思って。
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遠山：曲が生まれるときは、 何か思ったことを曲にするのか、「曲を作ろう！」と思って作るのか、どっちのパターンが多いですか？
SG：「僕らまた」に関しては、2021年1月の夜中1〜2時くらいに、寝ようと思ったら急にメロディーが降ってきたんです。“あれ!? すごくいいメロディーだな”と思ったら、その10秒後ぐらいに“僕らまた〜♪”って歌詞も一緒に降ってきて。自分は、普段からいいメロディーが浮かぶと、すぐボイスレコーダーで録音する習性がありまして、それで録音を始めたら“今はグッバイ♪”までセットで歌っていて。
潮：え〜!?
遠山：そういう瞬間ってあるんですね！
SG：ありますね。それで「これはマジでいい曲だから作ろう！」と思って、夜中3時から翌日の午後5時くらいまで作業して、1日で作りました。
潮：1日!?
遠山：曲ができるときって、そういうのをよく聞きますよね。
SG：そうなんです、作ろうと思っても作れないんですよ。
潮：やっぱり、曲も生きているんですね。
――次回6月14日（土）の放送は、トンボコープをゲストに迎えてお届けします。
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＜番組概要＞
番組名：ＪＡ全農 COUNTDOWN JAPAN
放送エリア：TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時：毎週土曜 13:00〜13:53
パーソナリティ：遠山大輔（グランジ）、潮紗理菜
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