石破首相、G7サミットへ15日出発=日米首脳会談も調整

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2025年06月14日 07:31  時事通信社

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時事通信社

記者団の取材に応じる石破茂首相=13日午前、首相官邸
 石破茂首相は15〜18日の日程でカナダを訪問し、西部カナナスキスでの先進7カ国首脳会議(G7サミット)に出席する。アジア唯一のメンバーとして、覇権主義的な動きを強める中国への警戒を呼び掛ける方針。トランプ米大統領の再登板で結束が揺らぐ米欧間の「橋渡し」役となることを目指す。

 トランプ氏とは個別に会談する見通し。日米関税交渉の合意に向け、首脳間で詰めの調整を急ぐ。

 首相のサミット出席は就任後初めて。カナダ政府は日程を15〜17日と発表したが、15日に公式日程はなく、実際の開幕は16日になる予定だ。

 G7は今年が発足50年の節目となる。林芳正官房長官は13日の記者会見で「国際社会がさまざまな課題に直面する中、G7の結束は極めて重要だ」と強調。その上で「G7が果たす役割について、首脳間で率直に議論し、国際社会の諸課題への対応を主導していく姿勢を示す」と述べた。

 トランプ氏との会談では、米側の高関税措置を受けた日本側の取り組みを説明。サミットに先立つ閣僚協議の結果も踏まえ、見直しを重ねて求める考えだ。

 首相はまた、G7に招待を受けて出席するウクライナのゼレンスキー大統領、韓国の李在明大統領とも、それぞれ会談を調整している。 
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