ジューンS2025に出走予定のダノンエアズロック(今年5月撮影、ユーザー提供:淳。さん) 超高額馬のダノンエアズロック(牡4、美浦・堀宣行厩舎)が、ジューンステークス(3歳上・オープン・芝1800m)で1年1カ月ぶりの勝利を狙う。
ダノンエアズロックは父モーリス、母モシーン、母父Fastnet Rockの血統。母は豪州でG1を4勝した名牝。半姉のプリモシーンは18年のフェアリーS、関屋記念、20年の東京新聞杯と重賞を3勝している。22年のセレクトセール1歳では4億5000万円(税抜)の高値で取引された。
ここまで8戦3勝。2歳時に新馬、アイビーSとデビュー2連勝。3歳を迎え、重賞初挑戦の弥生賞は7着に敗れたものの、続くプリンシパルSでリステッド2勝目を挙げた。しかし、大目標の日本ダービーはレース前からテンションが高く、さらには2400mの距離も堪えて、14着に大敗。休みを挟み、秋の復帰後も6着、7着と結果を残せず。さらには4歳初戦となった前走のエプソムCでも6着に敗退。気付けば1年以上も勝利から遠ざかることとなっている。
今回は重賞ではなく、オープン特別へのエントリーだ。これまで非重賞では3戦3勝なので、負けられない一戦といえるだろう。気性的に難しい面があるので、D.レーン騎手の継続騎乗も大きなプラス。勝ち切って賞金加算を果たし、秋以降の大舞台に弾みをつけてほしい。