PSGを欧州制覇に導いたウスマン・デンベレ [写真]=Getty Images パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWウスマン・デンベレが、バロンドール受賞を夢見ている。14日、フランスメディア『RMC』が伝えた。
現在28歳のデンベレはドルトムントやバルセロナを経て、2023年夏からPSGに加入した。過去の在籍クラブでは精神面の未熟さから本領を発揮できずにいたが、PSGでルイス・エンリケ監督が率いるチームのキーマンとして覚醒。2024−25シーズンは公式戦49試合の出場で33ゴール15アシストを記録し、クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)優勝などに貢献した。
ブラジル代表MFハフィーニャ(バルセロナ)やエジプト代表FWモハメド・サラー(リヴァプール)らと並んで2025年のバロンドール受賞者の筆頭候補に挙げられるデンベレは、バロンドールを主催するフランス誌『フランス・フットボール』のインタビューに応じて、次のようにコメント。世界最高峰の個人賞への憧れを口にした。
「サッカー選手としてバロンドールを獲得することは、当然、個人の聖杯だ。子供の頃に夢見たものだ。テレビでバロンドールを受賞する選手たちを見たとき、信じられないような気持ちになったのを覚えている。それは特別だったんだ」
「この何年かは、ケガもあったし、パフォーマンスも良くなかった。今シーズンは、いいパフォーマンスができたと思う。個人的には、いつも同じサッカーをしている。小さい頃から、スタジアムに来てくれる人たちを喜ばせたいと思っていたんだ。僕はドリブルが好きだけど、チームを助けることもできるし、得点を取りたいし、取れる選手でもある」
「ノミネートされるだけでも並大抵のことではない。候補者の一人になったことは、いつか勝ち取りたいと思っていたとしても、すでに大きな勝利と言える。そのあとは、みんなが好きなように考え、好きなように投票する。ウスマン・デンベレが好きならそれでいいし、嫌いなら嫌いでいい。いずれわかることだ」
バロンドールの候補者は8月に発表され、授賞式は9月22日に行われる予定だ。