警察官に車で突進容疑=逮捕の男、発砲受け負傷か―千葉県警
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2025年06月14日 19:31 時事通信社

千葉県旭市の路上で、職務質問中の警察官に向かって車を急発進させたとして、県警は14日、殺人未遂などの容疑で、いずれも自称でタイ国籍のアルバイト、ソンティラ・ポンサトーン容疑者(31)を逮捕した。制止しようとした警察官の発砲によるとみられるけがをしていたが、命に別条はなかった。「殺すつもりはなかった」と容疑を一部否認しているという。
県警によると、旭署の男性巡査部長(36)らが13日午後4時ごろ、旭市鏑木の歩道近くに止まっていた車3台の関係者に職務質問。抵抗した別の自称タイ国籍の男(32)を公務執行妨害容疑で現行犯逮捕したところ、ポンサトーン容疑者が車で突っ込んできた。
巡査部長は警告の上、拳銃3発を発砲したが、同容疑者は止まらずに現場からいったん逃走。約4時間後、山武署に「警察官に撃たれた」と出頭し、病院で治療を受けていた。巡査部長らにけがはなかった。
旭署の上田史郎次長は「現段階では適正な拳銃使用と考えている」と話している。
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