【柔道】阿部一二三、まさか一本負け 内股透かしで準々決勝敗退…頭抱え悔しがる 世界選手権

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2025年06月14日 22:17  日刊スポーツ

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阿部一二三(2025年撮影)

<柔道:世界選手権>◇14日◇第2日◇ブダペスト◇男子66キロ級、女子52キロ級



男子66キロ級で4度の優勝を誇る阿部一二三(27=パーク24)が、準々決勝で敗れた。


オビド・ジェボフ(タジキスタン)に内股透かしで一本負け。右足で内股を狙ったところを返された。


同階級での敗戦は、19年8月の世界選手権東京大会準決勝で、丸山城志郎に敗れて以来6年ぶり。外国選手に敗れたのは、19年のグランドスラム(GS)パリ初戦でロンバルド(イタリア)に一本負けを喫して以来。


2回戦から登場し、イタリア選手に優勢勝ち。3回戦ではフィンランド選手に袖釣り込み腰で一本勝ちを決めた。17年に初出場初優勝を飾った、思い出のブダペストで快勝を続けていたが、まさかの準々決勝負けを喫した。両手で頭を抱え、悔しがった。


2連覇を果たした昨夏のパリオリンピック(五輪)以来の国際大会だった。今年4月の全日本選抜体重別選手権で復帰し、体重無差別の全日本選手権にも参戦。国内で調整を進めつつ「挑戦者の気持ちを思い出した」と気持ちを新たにしていた。


今大会は日本男子最多5度目の優勝がかかっていた。山下泰裕、高藤直寿らを上回る記録に向け、大会前には「そんなに考えないようにしている」と明かした。一方で「結果を出した先が、最多優勝ならうれしい」と待ち望んでいた。


女子52キロ級で、妹の詩(24=パーク24)と「兄妹同日V」を果たした23年大会以来の出場。24年パリ五輪では、妹が2回戦敗退し実現しなかった同日Vの再現を目指したが、実らず。28年ロサンゼルス五輪への第1歩を力強く踏み出すことはできなかった。

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