
【写真】千明(小泉今日子)を抱きしめる和平(中井貴一) 『続・続・最後から二番目の恋』第10話場面カット
千明がいつものメンバーと女子会を楽しんでいたところ、祥子(渡辺真起子)のスマホに届いたメッセージの「誤爆」でムードが一変。祥子に、部下から彼女を罵る言葉が“間違えて”届いたのだ。傷付いた祥子を慰める千明と啓子(森口博子)も、自分ごとのようにやりきれなさが募り、深く悲しむ。
一方の和平は、娘・えりな(白本彩奈)とその恋人・優斗(西垣匠)との食事からの帰路。鎌倉を離れて旅に出るという二人の考えを聞き、一抹の寂しさを感じる。そんな彼は、この話を千明と分かち合いたい思いに駆られる。それはまた千明も同様だった。
千明が駅の改札に着くと彼女の目の前には、急患の往診を終えて偶然通りかかった成瀬の姿があった。成瀬は千明の顔をのぞき込むと「あれ? 何だかあなたが急患のような感じの顔に見えますねぇ…」と語りかける。千明があいまいに微笑むと、成瀬は「でも僕には治せそうもないなぁ」とポツリ。続けて「あなたが、いま会いたいのは僕じゃない」と断言すると、携帯を取り出しながら「悲しいけどそれが分かっちゃうのが大人でね」とつぶやく。
成瀬は携帯で和平に電話をかけて、すぐに駅に来るよう告げる。そして和平がおっとり刀で駅に駆け付けたのを見届けると、成瀬は「別に負けを認めたわけじゃないからな」と和平に言い放ち、帰っていくのだった…。
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