「いつか、無重力の宙で」木竜麻生、森田望智が出演する新ドラマ「いつか、無重力の宙で」の新たなキャストが発表された。
高校時代、「一緒に宇宙に行こう」と夢を語り合った天文部の女子4人組は、大人になってふと忘れていたかつての夢と再会。そして、「超小型人工衛星だったら…今の私たちでも宇宙を目指せるかもしれない…!」と、2度目の青春を始める物語。
近年、「知らなくていいコト」や『シン・仮面ライダー』などに出演、大河ドラマ「光る君へ」の藤原道長役も話題となった柄本佑が、そんな4人を見守る天の声(語り)を務める。
1回目の収録を終え、「いやぁとっても面白い!」と感想を語った柄本は、「飛鳥たちを見守りながら、でも決して近づき過ぎることなく、常に良い距離感を、、、などなどたくさん考えることがあり新鮮な難しさと楽しさを感じています。天の声で彼女らをよりすてきに彩れるよう頑張ります」と意気込んだ。
また、主人公・飛鳥(木竜麻生)、13年ぶりに飛鳥の前に現れるひかり(森田望智)と共に、宇宙を目指す天文部の仲間、水原周役で片山友希、木内晴子役で伊藤万理華の出演も明らかに。
コミュニケーション能力が高いと思われがちだが、繊細で傷つきやすく、不安の裏返しから時にあまのじゃくになってしまう周役の片山は、「学校を卒業するとそれまで入っていた『枠』がなくなり、それぞれの人生を歩んでいくんだと私自身も実感しています。だけど社会人になってもママになってもあの頃のみんなに会えば戻るよな、そうそう、女の子ってずーっとしゃべってるよな、なんてドラマを見ながら思い出して一緒に楽しんでいただければうれしいです」とコメント。
無愛想だが根は優しい、真面目で豪快さも持ち合わせている、シングルマザーの晴子役の伊藤は、「多少の諦めも大人になることのひとつだ。でもどこかでそれを言い訳にしていたのかもしれないな、と脚本を読んでいて自分のことを振り返りました。変わらないことも変わったことも受け入れて、今を精いっぱい生きる人たちの毎夜の少しの楽しみになりますように」とメッセージを寄せた。
あらすじ
大阪の広告代理店に勤める望月飛鳥(木竜麻生)。30代に突入してからというもの、日々上司や部下の間に挟まれて仕事に忙殺されていた。
“軌道から外れないように、できることを無難にこなす”そんな風に毎日をやり過ごしていた飛鳥の前に、かつての同級生・日比野ひかり(森田望智)が13年ぶりに現れた。飛鳥は高校時代、ひかりを含めた天文部の友人たちと「一緒に宇宙に行こう」と約束をしていたことを思い出す。夢に蓋をしながら生きていた飛鳥と違い、ひかりは大人になってからも宇宙飛行士になることを本気で目指していた。
しかし、そんなひかりの夢は、宇宙飛行士選抜試験を受ける直前、絶たれてしまったという。落ち込むひかりに、飛鳥は「宇宙飛行士にはなれなくても、〈超小型人工衛星〉だったら、いまの私たちだって宇宙を目指すことができるかもしれない」と提案。
あのころの夢をもう一度追いかけるため、かつての天文部の友人たちを集めることに。自由奔放な周(片山友希)、しっかり者の晴子(伊藤万理華)。一緒にいればなんだってできそうな気がしたあのころの4人が集まれば、もう一度宇宙を目指せるんじゃないか。夢を語ることすらままならなかった大人たちの日常が、少しずつ輝き出す。
「いつか、無重力の宙で」は9月8日より毎週月-木曜日22時45分〜NHK 総合にて放送(全32回/8週)。
(シネマカフェ編集部)