2025年も実施! トヨタGR、WRC育成ドライバー5期生を募集へ「モータースポーツの経験は不要」

0

2025年06月18日 07:20  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

勝田貴元(TGR-WRT/トヨタGRヤリス・ラリー1) 2025年WRC第5戦ポルトガル
 TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は、WRC世界ラリー選手権で活躍できる日本人若手ドライバーの発掘・育成を目指す『TGR WRCチャレンジプログラム』の5期生募集を開始すると発表した。応募受付は来月7月15日火曜から。

 同プログラムは2015年に設立され、1期生である勝田貴元は現在、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のフルタイムドライバーとして活躍中。WRCで通算6度の表彰台を獲得している。

 2期生以降もWRC2参戦中の小暮ひかると山本雄紀、欧州ラリーでラリー3へステップアップした後藤正太郎と松下拓未(3期生)、同じく欧州ラリーへの挑戦を開始した尾形莉欧と柳杭田貫太(4期生)というように、着実に成果を上げている。

 TGRは2023年より毎年選考を実施し、より多くの若者にチャンスを提供してきた。選考プロセスはオンライン申し込みから始まり、9月に愛知県内で100名を対象とした国内選考が行われる。一次・ニ次選考を勝ち抜いた約5名の選抜者は、12月にフィンランドで行われるトレーニングキャンプ形式の最終選考に進むこととなる。

 その最終選考を通過したドライバーは、2026年1月からフィンランドを拠点に本格的なトレーニングプログラムに参加し、ドライビングやペースノート作成に加え、フィジカル・メンタルトレーニングを含む総合的なカリキュラムを受ける。その後はラリー4車両で欧州ラリーに参戦する予定だ。なお、現地での住居や車両、金銭面のサポートが用意されており、希望者には現地での勉学のサポートも実施可能。アスリートとして総合的に成長し、世界レベルのWRCドライバーになることを目指すプログラムとなっている。

 チーフインストラクターを務めるミッコ・ヒルボネンは、「モータースポーツ経験は不要」と強調し、「情熱があれば誰でも応募可能」と若者の挑戦を呼びかけた。選考プロセスやプログラムの募集概要など詳しくはTGR公式サイト(https://toyotagazooracing.com/jp/challengeprogram_rally/release/2025/061705-01/)を確認してほしい。

https://youtu.be/yVi0OgyRS3M

[オートスポーツweb 2025年06月18日]

    ニュース設定