2025年F1第10戦カナダGP スタート
F1は、モントリオールのサーキット・ジル・ビルヌーブでのカナダGPの契約を2035年シーズンまで延長したことを発表した。
プロモーターおよびカナダ政府、ケベック州政府との新たな4年間の契約が結ばれたことで、サーキット・ジル・ビルヌーブでのカナダGPは少なくとも2035年までF1カレンダーに残ることとなる。
カナダGPは1967年に初開催され、2025年のグランプリは通算54回目に当たる。サーキット・ジル・ビルヌーブは、1978年から開催地を務めている。
近年、プロモーターであるオクタン・レーシング・グループは、F1の世界的な拡大に伴う需要に応えるべく、イベントに多額の投資を行い、インフラの近代化を進めてきた。この投資は今後も継続され、イベントの更なる発展に不可欠な役割を果たすこととなる。
加えて、カナダ政府、ケベック地域担当カナダ経済開発庁、ケベック州政府、ケベック州観光省、モントリオール市、ツーリズム・モントリオール、ジャン−ドラポー公園公社などの関係機関とともに、プロモーターは、レースカレンダーの合理化を目指すF1の取り組みを支援し、2026年以降のイベント開催時期をより早い時期に移行することに合意した。
1983年から6月に開催されてきたカナダGPだが、2026年には5月22日〜24日に行われることが決定している。
なお、今回の契約更新には、ベル・メディアとのメディア放映権契約の長期延長も含まれている。
F1の社長兼CEOであるステファノ・ドメニカリは、次のようにコメントした。
「F1が75周年を迎えるこの年に、カナダGPとの契約延長を発表できたことは非常に意義深い。このレースは、我々のスポーツにとって素晴らしい歴史を持ち、ジル・ビルヌーブという真のレジェンドの名を冠している」
「モントリオールはエネルギーにあふれ、情熱的なファンが集まる素晴らしい都市であり、我々が2035年シーズンまでここでレースを続けること、そしてベル・メディアとの放映権契約も長期的に延長されることを確認できたことを大変うれしく思う」
「プロモーターであるオクタン・レーシング・グループが、近年、この象徴的な開催地のアップグレードに継続的に取り組んできたことに感謝している。また、今日のこのイベントを築き上げるにあたり、密接に連携してくれた地方・州・連邦の政治関係者全員にも感謝したい」
「そして、素晴らしいカナダのファンにも心からの感謝を伝えたい。今後10年間、モントリオールで皆と共にさらに忘れがたい瞬間を作り上げていくことを楽しみにしている」
[オートスポーツweb 2025年06月18日]