リーズにレンタル移籍していたソロモン [写真]=Getty Images トッテナムに所属するイスラエル代表FWマノル・ソロモンが、母国で足止め状態になっているようだ。17日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
現在25歳のソロモンは母国マッカビ・ペタク・チクヴァの下部組織出身で、シャフタールやフルアムでのプレーを経て、2023年7月にトッテナムに加入。同年9月末にひざを痛めたことで長期離脱となると、2024年8月にリーズにレンタル移籍となった。
2024−25シーズンはチャンピオンシップ(イングランド2部)で39試合出場で10ゴール12アシストを記録し、日本代表MF田中碧とともにリーズのチャンピオンシップ優勝とプレミアリーグ昇格に貢献を果たした。
そんなソロモンのレンタル移籍期間は今月末までとなっており、今夏にはトッテナムのプレシーズントレーニングに合流する予定となっている。
しかし、今月12日に長年のパートナーであるダナ・ヴォシナさんと母国イスラエルで結婚をしたソロモンは、イランとイスラエルの武力紛争の激化によって、イスラエルが民間人の渡航を禁止しているため、2人は出国できない状況になってしまったようだ。
今後の行方については明らかになっていないものの、トッテナムの広報担当者は、「選手全員と健康状態について、常に定期的に話し合いを行っている」とソロモンとも連絡をとっていることを明らかにしている。
インテルに所属するイラン代表FWメフディ・タレミも紛争によって、母国イランから出国できず、FIFAクラブワールドカップ2025に出場できないことになったことが報じられているなか、果たしてソロモンは今夏にトッテナムのトレーニングに合流することはできるのだろうか。