実は「終活いらず」?ムリにしなくてもいい人の特徴3つとは

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2025年06月18日 18:30  All About

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終活は「しなければいけない」ものではありません。人によっては、ムリに進めなくても大丈夫なケースもあります。では、「終活をしなくてもいい人」とは、どんな人なのでしょうか? 今回は、その特徴を3つご紹介します。※サムネイル画像出典:amanaimages
最近よく耳にする「終活」。

エンディングノートを書いたり、身の回りを整理したりと、人生の後半を見据えて取り組む人が増えています。でも一方で、「私はまだ大丈夫」「終活はしない」という人も。

実際、終活は「しなければいけない」ものではありません。人によっては、ムリに進めなくても大丈夫なケースもあります。では、「終活をしなくてもいい人」とは、どんな人なのでしょうか? 今回は、その特徴を3つご紹介します。

特徴1:すでに1度、身の回りの整理を経験している人

例えば、配偶者に先立たれて遺品整理を経験した人は、「ものを持つこと」や「残された人の気持ち」をよく理解しています。

その経験から、自分の身の回りもある程度整理されていたり、持ち物を最小限にしていたりと、終活らしいことを「自然と済ませている」ことが多いです。

「この年になると、必要なものって限られてくるのよね」

そんな言葉が自然に出てくる方は、ムリに終活をしなくても、すでに整った暮らしをされているケースが多いでしょう。

特徴2:子どもや身近な人と、日頃からよく話をしている人

終活の目的は「自分の『思い』を残すこと」や「残された家族を困らせないこと」。

でも、日頃から家族や同居の子どもとこまめに話をしている人なら、わざわざ書類に残さなくても、伝えたいことはきちんと伝わっているかもしれません。

例えば、
「お葬式は簡素にしてほしい」
「口座は〇〇銀行と△△銀行だけ」
などの希望や情報が、家族の間で共有されていれば、それも立派な終活の1つと言えます。

普段から会話がある関係性が築けていれば、ムリに「終活をするぞ」と気負わなくても、必要な備えは整っている場合もあります。

特徴3:もともと持ち物が少なく、暮らしがシンプルな人

「使わないものは持たない」「必要な分だけあればいい」そんなふうに、もともとモノが少ない暮らしをしている人は、終活でアレコレ整理する必要もないでしょう。

また、「人に迷惑をかけないように」と普段から気を配っている方ほど、身の回りがすっきりしていて、家族も困らないよう工夫されています。

こうした方は、自然と「終活済み」に近い状態を保っているとも言えるでしょう。

終活は「しなきゃ」より「できることから」

終活は、必ずしなければいけないものではありません。これまでの暮らし方や家族との関係の中で、すでに「整っている人」もたくさんいます。

大事なのは、自分が納得できること、家族とムリなく過ごせること。

気になる人は、できるところから。あえて、しない選択もアリでしょう。何事も「自分らしい形で」というのが一番自然です。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)

会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。
(文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー))

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