クラブW杯初戦を勝利で飾ったマンチェスター・シティ [写真]=Getty Images FIFAクラブワールドカップ2025・グループG第1節が18日に行われ、マンチェスター・シティ(イングランド)とウィダード・カサブランカ(モロッコ)が対戦した。
2022−23シーズンのチャンピオンズリーグ王者がクラブワールドカップの初陣に臨む。今季のプレミアリーグを3位で終えたマンチェスター・シティは、2023年に開催された旧フォーマットのクラブワールドカップで優勝を達成。大会屈指のスカッドを揃えながら2度目の世界一を目指す。迎えたウィダード・カサブランカとの初戦には、ラヤン・シェルキとタイアニ・ラインデルスの新加入2名が先発に名を連ねた。
試合は開始早々の2分にマンチェスター・シティがスコアを動かす。浮き球のスルーパスに抜け出したジェレミー・ドクが、左サイドからマイナスのクロスを供給。ゴール前に飛び込んできた味方には合わなかったものの、後方でボールを受けたフィル・フォーデンが右脇のサヴィーニョへとパスを出す。縦に仕掛けて右足を振り、GKに弾かれたこぼれ球にフォーデンが反応。確実に押し込んで先制点を挙げた。
以降はリードしたマンチェスター・シティが主導権を握るが、ウィダード・カサブランカも32分に決定機を作り出す。ブロックを敷きながら自陣でインターセプトし、ノルディン・アムラバトが前線にフライパスを送る。不規則なバウンドによりヴィトール・レイスが対処を誤ると、テンビンコシ・ロルチがドリブルでボックス内に侵入。ラストパスをカシアス・マイルーラがダイレクトで合わせたものの、シュートはGKエデルソンに防がれた。
そんななか、42分にマンチェスター・シティが追加点を挙げる。シェルキのパスを起点に右サイドでコーナーキックを獲得。キッカーを務めたフォーデンが左足でインスイングのクロスを入れる。ゴール正面を通過したボールがファーに流れると、飛び込んできたドクがダイレクトでシュート。マンチェスター・シティがセットプレーでリードを広げた。
60分にはマンチェスター・シティが3枚替えを行い、アーリング・ハーランド、ロドリ、オスカー・ボブを投入。9分後にはイルカイ・ギュンドアンを送り込んで3点目を狙う。しかし、88分にリコ・ルイスがスライディングタックルを試みた際、スパイクの裏が滑り込んできた相手選手の顔面に直撃。マンチェスター・シティが終盤に数的不利となってしまう。
結局、そのまま試合は2−0で終了。マンチェスター・シティが白星スタートを切った。次節は22日に行われ、マンチェスター・シティはアル・アイン(UAE)と対戦。ウィダード・カサブランカはユヴェントス(イタリア)と対戦する。
【スコア】
マンチェスター・シティ 2−0 ウィダード・カサブランカ
【得点者】
1−0 2分 フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)
2−0 42分 ジェレミー・ドク(マンチェスター・シティ)