※画像はイメージです 台湾女性の肌は、なぜあんなに透明感があるのか――。その秘密を探ると、彼女たちの日常からは「白きくらげ」というキーワードが浮かび上がってきます。
日本でも「麻辣湯(マーラータン)」の大ブームとともに、定番トッピングである白きくらげを好んで食べるようになった人も多いのではないでしょうか。
そんな白きくらげは、台湾で「庶民のツバメの巣」として愛されている定番食材。麻辣湯のトッピングだけでない、驚きの活用方法をご紹介します。
(本記事は、『台湾美人式 おまもり漢方習慣』より一部を抜粋し、再編集しています)
◆そもそも白きくらげって?
白く透明でフリフリとした形状、歯ごたえのある食感が印象的な白きくらげは、実はキノコの一種。正式には「白木耳(はくもくじ)」とも呼ばれています。
乾燥した状態で売られていることが多く、水で戻すと膨らみ、独特の食感になるのが特徴。味や香りがほとんどないためクセがなく、どんな料理にも馴染む食材です。
◆白きくらげで「食べるスキンケア」!?
白きくらげは、漢方の考え方では“潤いを与えてくれる食材”として知られており、世界三大美女の楊貴妃も好んで食べていたとか。台湾で暮らす人々にとって、乾燥が気になるときに手放せない存在のひとつなのです。
そのうえ低カロリーで食物繊維も豊富なため、老若男女問わず“美と健康の定番”として日常的に親しまれています。
台湾の街は、そんな白きくらげを使ったグルメであふれています。コンビニに入れば、クコの実と白きくらげ、氷砂糖を煮込んだ甘いドリンク「冰糖枸杞銀耳露(ビンタンゴゥチーインアゥルー)」が気軽に手に入ります。
また、台湾の伝統的なデザート「豆花(ドウファ)」のトッピングとしても定番ですし、白きくらげのデザートだけを取り扱う専門店なども登場しているそう。
台湾の家庭では、肌の乾燥が気になるときに「白きくらげとナツメのスープ」などの甘いスイーツを作ることもあるようで、日本と比べて白きくらげが身近な存在だということがわかります。
甘いのに、罪悪感がない。さらに身体の「潤い」を補ってくれる。白きくらげは、まさに女性の味方といえそうです。
◆食べるだけじゃない! 化粧品にも配合されるって本当?
台湾女性の“白きくらげ活用法”は食べるだけではありません。
栄養豊富な白きくらげから抽出される成分を活用した化粧品まで登場しているのです。化粧水やクリーム、美容液など種類が豊富で、注目の素材だということがわかります。
旅行などで台湾を訪れた際には、ぜひドラッグストアなどでチェックしてみてください。
◆気軽に“漢方食材デビュー”を
最近は、日本のスーパーや輸入食品店などで白きくらげを取り扱っているお店が増えてきました。見かけたら、手に取ってみても良いかもしれません。
楽しみながら、無理なく漢方の考え方を取り入れることで、健やかな毎日を過ごしてみませんか。
<構成/女子SPA!編集部>
【女子SPA!編集部】
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