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東横インは6月16日、海外のオンライン旅行代理店を通した予約について、正常に部屋を取れない場合があるとして、顧客に注意を呼び掛けた。声明文ではホテル予約サービス「Agoda」などを名指し。こうした代理店が契約する一部パートナーが原因で、顧客の予約情報が東横イン側に通知されず、部屋が確保できないなどの問題が生じているという。
東横インは、Agodaなどを通した予約を巡り(1)顧客の予約情報が正しく同社に伝わらず、部屋が取れなかったり、別の部屋や日程で部屋を確保したりしてしまう、(2)海外予約サイトでの予約完了から同社への通知に数日のタイムラグがあり、ホテル側で予約の確認ができない、(3)同社が設定した宿泊料金より大幅に高い料金で予約を受け付けている、(4)キャンセル不可で予約を受け付けている──などの問題を確認しているという。
東横インはAgodaなどのオンライン旅行代理店と契約し、空き室枠を事前に提供している。オンライン旅行代理店は提供された空き室枠を直販する他、契約するパートナーに再販売の上、代理店のサイト上で販売させる場合もあるという。
今回問題となっているのは後者。東横インに詳細を聞いたところ、パートナーへの再販売自体は業界内でも一般的だが、一部のパートナーが実際には部屋を確保しなかったり、キャンセル不可で販売していたりするため、正しく予約できない事態につながっているという。ただし、原因が故意によるものか、手違いによるものかは定かでないとしている。
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東横インは、Agodaなど海外のサービスを通した予約の変更や確認、キャンセルは、クレジットカードなどで事前に決済をしている場合でも受け付けられないと呼び掛け。問い合わせをしたい場合は、ユーザー自身で利用したサービスに問い合わせる必要があると注意喚起している。
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