ママスタ未就学児のときは子どもが遊ぶときには親も付き添っていましたが、小学校に上がると子ども同士が勝手に約束して遊んでいることも珍しくありません。親同士が面識がない状態で学校や習い事のお友達の家にわが子が遊びに行ったら、みなさんはどうしますか? ママスタコミュニティには小学生がお友達の家に遊びに行くときに関する疑問について、こんな質問が寄せられていました。
『友達の家に遊びに行くとき、子ども同士は学校や公園でよく遊ぶ仲だけど、親同士はまだ一度も話したことない状態でも相手の子に誘われて自宅に遊びに行くことってある?』
投稿者さんのお子さんは小学生とのことで、相手の親御さんのことをまったく知らないお友達の家にお子さんが遊びに行くことがあるそうです。そこでママたちの場合も同様のことがあるのかと尋ねていました。
あるあるだよ!「低学年のうちはさせなかったけど……」というコメントも
『低学年ではさせなかったけど、高学年ではあるよ』
『普通にある。最近の親御さんは忙しいから会えないし』
『ありまくりだよ。こないだ出先から帰ったら 5人くらい子どもの友達がきていて、すでにお菓子やジュースでパーティー状態だった。親がいないときはダメだって言ってあるのに勝手に家にあげていた。親と面識ないよ』
ママたちから寄せられたコメントを見てみると、子どもの学年や状況によって異なっているようでした。小学校低学年のときには「ママが向こうの親の連絡先を知らないお友達の家には行ってはダメだよ」というルールに従わせていたものの、高学年になったら自由に遊びに行かせていたというママがいました。またお互いの親が共働きで家にいなかったり、学校行事などでも会ったことがなかったりすると、自然と親同士の面識がない状態で子ども同士が遊んでいるというケースは生まれるようです。
『「親同士面識ありじゃないと!」なんて言っていたらほぼ遊べなくない? 同じ園出身の保護者しか無理じゃん。じゃあ家に遊びにきたり遊ぶ約束してきたりしたときに「AちゃんはOK! Bちゃんはダメ! あなたは帰って!」とか選別するの?』
一方で「親同士が面識ないと遊べないというのは子どもが可哀想では?」という意見もありました。子どもの小学校のクラスのお友達はもちろん、その親を把握するというのはよく考えれば無理な話です。学年が始まったときに懇親会などがあったり、そこで何人かと連絡先を交換したりできても、子どもが遊ぶ約束をしてきた子の親とは挨拶や連絡先交換ができていない場合もありますよね。親同士が面識なくても子ども同士は遊ぶというのは、ある意味では仕方ない状況なのかもしれません。
わが家にくる途中でお友達が事故に遭ったら……
『自転車事故のことを考えると「自分は大丈夫」とも言い切れない。うちに遊びにくる途中であんな事故に遭われても大変だから、子ども同士で遊ぶときも親の送迎は必須だなと思った。過保護とかの問題ではないな』
『小学生だと、塾の友達(他校)も増えるから困る。塾だと参観日もないし、自転車でくる子もいるから親を知りようもないし、「他校の子とはオンラインゲーム以外では遊ばないで」と言ってある』
親同士の面識がなかったり、連絡先を知らなかったりすると心配になるのがトラブルが起きたときです。お友達がわが家に遊びにくるときや、わが子がお友達の家に遊びに行ったときに、交通事故や事件が起きた際に対応が難しくなるでしょう。またお互いの家で何かしらのトラブルが起きないとも限りません。そうなったときのためにも親同士が知っている関係であれば安心感はあるでしょう。また同じ小学校であれば何かあったときに学校に相談もできますが、塾や習い事のお友達だとコミュニティとしての繋がりも希薄になり、親同士も送迎以外では挨拶する機会もありません。ママのなかには学校以外のお友達との遊び方について決まりを作っている人もいました。
「参観のときにしっかり挨拶をしている!」というママも
『わが家は親と面識ない子が遊びにくるのはOK。「何組の子? どの辺に住んでいるの?」とかは聞く。約束する段階で「オレ、知らない家には上がるなって言われているから、公園かうちで遊ぼう」と言わせている。知らない家にお邪魔して万が一、何か壊したとかトラブルになったら嫌ですもの。選別する家もある。宿題を一緒にやる約束をして、友達の一人が途中で会った約束していない子も連れてきて、親がその子を拒否して部屋に入れてもらえずみんなで玄関で宿題したらしい』
『ある。「誰の家?」と聞いたら誰かわからなかったから、どこら辺にある家かだけ聞いている』
『ある。本当は知ってから行かせたいけど、子どもと押し掛けるのは失礼なので直近の参観日等で「お母さんはどこ?」ってそのお友達に聞いて、挨拶に行くよ』
わが子から「明日お友達の家に行ってくる」と言われ、そのお友達のことも親御さんのことも知らないということは「小学生あるある」であることがわかった今回の投稿。ママの考え方やその家のルール、お子さんの年齢によっては「親同士が知らないお友達だから行ってはダメだし、うちに遊びにきてもらうのも親同士が知っているお友達だけ」というルールを設けることも必要なことでしょう。
一方で高学年くらいになると子ども同士が勝手に約束をした上で、親同士が知らないお友達の家に遊びに行ったり公園で遊んだりすることは日常茶飯事になっていくようです。そんななかでも普段から仲良くしているお友達であれば、学校行事や参観のときなどのタイミングで、しっかり挨拶をするようにしているというママたちの体験談もありました。また親と面識がなく、連絡先を知らなくてもそのお友達の名前や家がどの辺にあるのかくらいは把握しておくと、何か起きたときも安心かもしれませんね。今回のような状況で子どもの遊びを許すかどうかは、各家庭によってルールや考え方もさまざまです。ただルールで縛って子どもの遊びを制限することよりも、最低でも何かあったときのための対策を考えることが大切ではないでしょうか。
文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・てる
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