クロスバー直撃の渡邊センス(41)が写真週刊誌「フライデー」発行元の講談社に損害賠償や訂正記事を求めた裁判の第7回弁論準備が19日、オンラインで非公開で行われた。双方当事者による陳述などを行い、数20分間で終了。次回は9月に東京地裁で渡邊らも出廷しての尋問を行う。昨年6月の第1回口頭弁論以来、約1年3カ月ぶりに裁判が法廷に戻ることになった。
この日の弁論準備へ向け、講談社側は担当編集者の陳述書を提出。情報提供の経緯や、取材内容などを明かし、話を聞いた女性の証言の信用性について「エピソード、登場人物、発言内容など極めて詳細かつ具体的で迫力があり、不自然な部分はありませんでした。質問にもスムーズに返答し、作り話を考えているような様子は一切ありませんでした」と主張。また、女性が情報提供した理由に他媒体で、ダウンタウン松本人志の性的行為強要疑惑が報じられていたことを挙げ「(自身は)参加する前に性的な行為を受け入れられるかの確認を(渡邊に)受けていたのだから、他の飲み会で強要があったのは疑わしい」という「松本やその他の参加者を擁護しようとする」意向で行ったことも明かした。
渡邊側はフライデーの取材を受けた女性が、酒席参加前に渡邊と飲食店で合流したという点の矛盾点などを指摘。渡邊は仕事のため事前に合流する時間などはなかったと主張し、女性の一連の証言の信用性などに疑問を投げかけていた。
今回の裁判は、ダウンタウン松本人志(61)が昨年末に「週刊文春」に性的行為強要疑惑を報じられたことを発端に、その関連として「フライデー」が18年実施の松本と渡邊らの酒席に参加した女性への対応をめぐる記事を掲載したことに渡邊が名誉毀損(きそん)などの訴えを起こしたもの。
松本も「週刊文春」に対し、名誉毀損(きそん)されたとして発行元の文藝春秋らに5億5000万円の損害賠償などを求める訴訟を起こしていたが、24年11月8日に双方合意のもとでの終結を発表。渡邊の裁判はそのまま継続されていた。
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法廷での尋問へ向け、講談社側は取材女性に証言台に立つことを求めたことも明かしていた。1年以上かけて行った弁論準備を経て、当事者たちからどのようなことが語られるのか。関係者は「年内に判決が出るのではないか」と話した。
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