【陸上】20キロ競歩世界記録保持者の山西利和「金メダルを」2種目代表・丸尾知司も意気込み

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2025年06月19日 21:00  日刊スポーツ

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山西利和(2025年撮影)

陸上世界選手権東京大会男子20キロ競歩代表の山西利和(29)が19日、愛知・東海市で所属先の愛知製鋼の壮行会に出席し「金メダルを目指したい」と2大会ぶり3度目の優勝へ意気込んだ。


23年の前回大会は24位にとどまり、昨年はパリ五輪出場を逃したが、その後は苦戦していた厚底シューズに対応。「厚底シューズはかかとの安定感が少なく、前半分の沈み込みと反発で進んでいく。そこに体重を乗せる技術が必要」と歩き方やトレーニングの改良を重ねてきた。


今年2月の日本選手権で実を結び、世界新記録(1時間16分10秒)を樹立。5月以降の海外遠征でも3戦全勝と好調を維持し、復活を遂げている。


京大卒の頭脳派ウォーカーは「ここからの準備期間での新たな学びや経験も大事にしながら、迷うことやうまくいかないことにも丁寧に立ち会いながら、それが9月に実を結べば」と思い描いた。


男子競歩で3度目の代表の丸尾知司も壮行会に出席した。33歳のベテランは大会初日に本職の35キロに臨み、中6日で20キロに出場予定。日本男子では09年森岡紘一朗以来の2種目代表となる。初のメダル獲得を目標に掲げ「メダルを取りたい気持ちがある。色は選びません。良い状態でスタートラインに立ちたい」と意気込んだ。

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