今大会初勝利を挙げたパルメイラス [写真]=Getty Images FIFAクラブワールドカップ2025・グループAの第2節が19日に行われ、パルメイラス(ブラジル)とアル・アハリ・カイロ(エジプト)が対戦した。
今月14日に開催したクラブワールドカップは全チームが第1節を消化。この試合から第2節がスタートとなる。ポルトとの初戦をスコアレスドローで終えたパルメイラスは、前節から先発を2名変更。“メッシーニョ”の愛称を持つエステヴァン・ウィリアンやヴィトール・ロッキなどは引き続きスタメン入りを果たした。一方、同じくインテル・マイアミとの開幕戦を0−0で終えたアル・アハリ・カイロも先発を2名入れ替えている。
試合は序盤からテンションの高い展開となるなか、18分にパルメイラスが決定機を作り出す。GKを交えたポゼッションでボールを前進させ、アグスティン・ジャイが中盤右サイドに張るハファエウ・ヴェイガに配球。縦に流したスルーパスにエステヴァンが抜け出すと、スピードに乗ったカットインでマーカーを振り切りながらボックス内に入り込む。しかし、左足で狙ったシュートは枠の右に外れ、チャンスを仕留め切ることができなかった。
すると、後半立ち上がりの49分にパルメイラスがスコアを動かす。敵陣左サイドでフリーキックを獲得し、キッカーを務めたアニバル・モレノが右足でインスイングのクロスを供給。アル・アハリ・カイロの選手たちはゴール前でクリアを試みるが、2枚の選手が被ったことでウェサム・アブ・アリのヘディングが後方へ。結果的にオウンゴールとなり、パルメイラスが先制した。
さらに59分、アル・アハリ・カイロのフリーキックをパルメイラスが自陣ペナルティエリアで跳ね返し、勢いよく数選手が前線に飛び出してカウンターへ移行。テンポ良くボールを繋いで前進すると、マウリシオのスルーパスにホセ・マヌエル・ロペスが抜け出す。背後から迫るマーカーを振り切り、ボックス内に侵入。GKとの1対1を冷静に制して追加点を挙げた。
だが、直後にアクシデントが発生。スタジアム近辺の雲行きが怪しくなり、ゲームは約45分間の中断を余儀なくされる。結局、そのまま試合は2−0で終了。パルメイラスが今大会初勝利を収めた。次節は23日に行われ、パルメイラスはインテル・マイアミ(アメリカ)と対戦。アル・アハリ・カイロはポルト(ポルトガル)と対戦する。
【スコア】
パルメイラス 2−0 アル・アハリ・カイロ
【得点者】
1−0 49分 オンゴール(パルメイラス)
2−0 59分 ホセ・マヌエル・ロペス(パルメイラス)
【動画】パルメイラスvsアル・アハリ・カイロのハイライト