
ベテランの知識と経験を活かすため、定年後も再雇用され働き続ける人は少なくない。しかし却って現役社員のモチベーションが下がるようなケースもあるようだ。投稿を寄せた50代女性は、「定年後に再雇用された元管理職のおじさん」の勤務態度や待遇に日々疑問を感じている。
「長く現場を離れていた人なので、再雇用されても何か出来る訳でもなく、スクリーンセーバーしか表示されていないモニターの前で終日うつらうつら。起きたと思えばタバコ休憩で30分、暇つぶしに他部署でおしゃべり30分」
要するに、働かないおじさんの典型例ではないだろうか。しかも、この男性は女性から見て不当な高給を得ているという。(文:篠原みつき)
社内では「朝から酒臭い」「いつ見ても無駄話してるか寝てるか」と言われ…
実は、彼の定年後に「飲み会の席で給与明細を見せられたことがある」という。
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「二言目には『まともに仕事するほど俺は給料もらってない』と言いますが、あれだけ毎日ぶらぶら遊んでいるのに、なんでそんな額面の給料が貰えるのかがむしろ不思議です」
男性にしてみれば定年で給料が減って不満がありそうだ。しかし女性から見れば、納得できない収入だったのだろう。何しろこんな仕事ぶりだった。
「たまに何かやらなければならない仕事が出来ると、管理職時代と変わらない上から目線で『おい、これやっとけよ』とか『おい、これどうやってやるのか教えろ』などと、かつての部下達に平気で命令します」
さらに男性の勤務態度はエスカレートし、やりたくない仕事を頼まれると「体調が悪いからできない」と早退するものの、実際には飲みに行っているだけだという。麻雀や飲み会のために2時間以上早く帰る際も「出先から直帰した」と嘘をついて残業代を請求し、管理職でなくなったことを取引先に隠して接待を要求したり、「ガソリン代会社持ちの社用車でプライベートの温泉旅行」に行ったりと、その行動は目に余るものがある。
これらは社内では周知の事実で、「勤務日の3時過ぎには繁華街でフラフラしてる」「朝から酒臭い」「いつ見ても無駄話してるか寝てるか」といった声が聞かれるそうだ。
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しかも、部署の責任者が男性の元部下で……
女性は、この男性のせいで他の部署から「働かなくてもいい部署で羨ましい」と言われることが腹立たしいと嘆く。
「もともとおじさん抜きで成立する部署なので、そもそも戦力として見ていないだけなんですけどね。でも最近は、生産性を考えると『なんでこの人のお世話をしなきゃいけないのかな』と思うようになりました」
しかも困ったことに、部署の責任者は男性の元部下なのだそうで、見て見ぬふりをしている。人事部長も男性の推薦で採用された人物のため、相談しても曖昧な態度を取るばかりだそう。部署のメンバーのイライラは募る一方だという。どうにもならない状況に、
「どうすればおじさんを働かせることが出来るのか、はたまたどうしたらおじさんを追い出すことが出来るのか。こんなことで悩むのは本当にバカバカしい話ですが、会社に行くのが今ちょっと憂鬱です」
と、こぼしている。
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