閣議後に記者会見する小泉進次郎農林水産相=20日午前、東京都千代田区 小泉進次郎農林水産相は20日の閣議後記者会見で、無関税で輸入するミニマムアクセス(最低輸入量、MA)米のうち、主に非主食用の一般輸入分について、通常8月からとしている買い入れ開始時期を6月30日に前倒しすると発表した。輸入するコメの種類も、日本でなじみ深い「短粒種」に比較的近い「中粒種」の割合を増やす。
一般輸入分は、MA米77万トンのうち、主に主食用に買い入れる最大10万トンを差し引いた数量。通常は飼料用や加工用など非主食用として販売している。小泉氏は、「政府備蓄米を活用してもなお、供給が不足する場合は、国が保有するMA米を活用可能としている」と述べ、主食用としての活用に含みを持たせた。