正面ウインドウとサロンには、京都店同様、素材に竹と桐を使用。ファサードには竹の桟を、サロンスペースの壁面には目の詰まった桐の柾目を配し、日本らしい空間に仕上げた。ゴールドウインの川田慎二常務執行役員は新店舗について、「最近はインバウンド需要が増加傾向にある。日本のおもてなし文化を取り入れた新店舗で、新たなファンの獲得を目指したい」と語った。
国内事業強化と並行して、海外での認知度向上にも注力している同社は、2019年にアメリカ・サンフランシスコに初の海外直営店「ゴールドウイン サンフランシスコ(Goldwin San Francisco)」をオープン。その後、2020年にはドイツ・ミュンヘンに、2021年から2025年にかけては中国の北京、成都、上海、杭州、南京、瀋陽、深圳の6都市に直営店を展開するなど、海外事業を拡大させている。現在は、年内にロンドンとソウル、年明けにはニューヨークへの出店を計画しているほか、中国・南京と瀋陽での新店舗オープンも検討しているという。