DUCATI Team KAGAYAMA、水野涼、シュロッター、ハスラムを起用。2度目の鈴鹿8耐で初優勝目指す

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2025年06月21日 08:30  AUTOSPORT web

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水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)/2025全日本ロード第1戦もてぎ2&4 JSB1000
 6月20日、SDG-DUCATI Team KAGAYAMAは『2025 FIM 世界耐久選手権”コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会』において水野涼、マルセル・シュロッター、レオン・ハスラムの3名を起用すると発表した。

 2024年からイタリアのドゥカティとタッグを組み、チーム名も新たに再出発を決めたDUCATI Team KAGAYAMA。初年度は、全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスで海外車両初優勝を含む3勝を挙げてランキング3位を獲得し、鈴鹿8耐には初参戦ながらも4位に入る戦闘力の高さを誇示した。

 2年目となる2025年も全日本ロードおよび2度目となる鈴鹿8耐に挑戦を続ける。チーム名はSDG-DUCATI Team KAGAYAMA、ゼッケンは3を掲げたファクトリースペックのパニガーレV4 Rを走らせる。チーム代表、監督は加賀山就臣が務める。ライダーラインアップとしては、初年度に続き全日本ロードでも大活躍の水野涼に加え、シュロッターとハスラムを招集した。

 水野は全日本ロードでも初年度からトップ争い常連となり、今季は第1戦もてぎ2&4レースで優勝を飾り幸先の良いスタートを切った。ところが、5月14日のSUGO公開テスト2日目に110Rで大クラッシュを喫し肩部の骨折が判明。第2戦は欠場となり、6月に実施された鈴鹿8耐に向けた2度のテストも走行はなかったが、サーキットには足を運んでいた。今は回復に専念し、本戦では主砲として海外勢ふたりのライダーを牽引していくことになる。

 また、第2ライダーに起用されるシュロッターは長年Moto2で活躍し、スーパースポーツ世界選手権(WorldSSP)を戦っているライダーだ。ドゥカティ・パニガーレV2を走らせておりドゥカティの経験も豊富かつ、鈴鹿8耐にも参戦経験があり2度の2位獲得経験がある。

 第3ライダーのハスラムは、ロードレース世界選手権やスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)で活躍したライダーで、加賀山監督とも長年の付き合いがあるという。鈴鹿8耐においても参戦経験が多く、過去には3度制しており、活躍が期待される。今季はイギリススーパーバイク選手権(BSB)でドゥカティV4Rを駆っている。

 ハスラムとシュロッターは、2週連続で鈴鹿サーキットにて実施された事前テストにそれぞれ1回ずつ参加しており、すでにパニガーレV4 Rは走行済み。水野は不在となったが、それぞれロングランおよび好タイムもマークしていただけに好走が期待できそうだ。

 水野、シュロッター、ハスラムと体制が固まったSDG-DUCATI Team KAGAYAMA。2025年の鈴鹿8耐ではドゥカティ初表彰台およびチーム初となる優勝を目指し、真っ向勝負へと挑む。

 また、SDG-DUCATI Team KAGAYAMAは先述したとおり、SUGO公開テストでの大クラッシュによりマシンは全焼。鈴鹿8耐を含めこれからも活動を続けていきたいという想いからクラウドファンディングプロジェクト『DUCATI 【炎上再生プロジェクト】〜皆様の力を借りマシン復活を〜再び8耐へ』を実施している。詳細および支援プロジェクトページは(https://camp-fire.jp/projects/854652/view)を確認してほしい。

[オートスポーツweb 2025年06月21日]

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