
■MLB ヤンキース−オリオールズ(日本時間21日、ヤンキー・スタジアム)
オリオールズの菅野智之(35)が敵地のヤンキース戦で今季15度目の登板に臨んだが、メジャー移籍後最短の3回2/3(89球)で降板となり、7安打3失点、3四球と不本意なマウンドとなった。
2対2で迎えた3回には主砲A.ジャッジ(33)に27号ソロを浴びて勝ち越しを許すなど、苦しい登板となり、3戦ぶりの勝利(6勝目)ならず。
ヤンキース戦は自身2度目の菅野。4月29日の本拠地では5回無失点の好投で、3勝目を手にしていた。この日はメジャートップタイ今季9勝のM.フリードとの投げ合いに。打線の2点先制を受け、波に乗りたいところだったが、立ち上がりは1番P.ゴールドシュミットから2者連続の四球と制球が乱れ、ジャッジにはヒットを許し、いきなり無死満塁のピンチに。続くJ.チゾムJr.のタイムリーで1点を返されると、6番J.ドミンゲスの犠飛で、2−2の同点。32球を要し、味方の先制点を活かせず。
2回は先頭のA.ウェルズにヒットを許したが、後続を3人で退け立て直した。だが3回は、先頭のジャッジにカウント2-2から6球目のストレートを、逆方向のライトへ27号ソロを浴びた。さらに1死から連打を許し、一・二塁とランナーを背負ったが、ボルピー、ウェルズと2者連続空振り三振で追加点を与えず、見せ場を作った。
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だが4回はラメーヒューに二塁打を許すと、ゴールドシュミットとグリシャムを外野フライで打ち取るも、ジャッジに申告敬遠で歩かせたところで無念の降板となった。
直近のアスレチックス戦(9日、4回1/3)、エンゼルス戦(15日、4回2/3)に続き、3戦連続で5回を投げ切れず。本来のピッチングからは遠い内容で、6勝目は持ち越しとなった。