渋川清彦「お兄ちゃんだから我慢しなさい」人生の印象的な言葉 おかげで「自由にやってます」

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2025年06月21日 13:39  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

映画「中山教頭の人生テスト」公開記念舞台あいさつに登壇した、左から佐向大監督、希咲うみ、渋川清彦、高野志穂、渡部秀(撮影・村上幸将)

渋川清彦(50)が4日、東京・新宿武蔵野館で行われた主演映画「中山教頭の人生テスト」(佐向大監督)公開記念舞台あいさつで「お兄ちゃんだからって、何で我慢しなきゃなんないんだよ」とボヤいた。


「中山教頭の人生テスト」は、渋川にとって7年ぶりの映画単独主演作。劇中で、山梨県のとある小学校で教員生活30年を迎えた教頭の中山晴彦を演じた。膨大な校務をこなしつつ、4年前に妻に先立たれて中学2年の娘を男手1つで育てる中、時間のやりくりができるよう校長昇進を目指すも受験勉強は進まず、生徒と教師の間でトラブルが発生した5年1組の臨時担任まで務める。23年のTBS系ドラマ「下剋上球児」で小学校教師、濱口竜介監督の21年の映画「偶然と想像」で大学教授を演じたが教頭役は初めて。


劇中で、渋川が演じる中山教頭が「先生や大人がこうしなさいって言うことは全部まちがっている」と生徒に言うシーンがある。そのことを引き合いに、人生における印象的な言葉は? と質問が出た。渋川は「親なんですけど、弟がいてケンカしたら『お兄ちゃんだから我慢しなさい』って。何で、我慢しなきゃなんないんだよと…これが一番、残ってますね」と、笑いながら振り返った。


そして、児童たちの気持ちを一番に考える5年1組の正式&前担任教師の椎名香澄を演じた高野志穂(45)に「(2人の息子に)言ってるんじゃないの?」と呼びかけた。高野が「言ってるかもしれないなと思いました」と笑うと、渋川は「うちは子供1人だからなぁ…。弟は2個下で、ケンカするたびに言われてましたよ…そのおかげで、弟は自由にやってますよ。俺も結構、自由にやってますけど」と言い、笑った。


この日は、本格的な映画に初出演で晴彦の娘・未散を演じた希咲うみ(14)と、椎名の公認として5年1組の新担任になるも、一癖も二癖もある黒川良太郎役の渡部秀(33)も登壇した。

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