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TOKIO松岡昌宏(48)が21日、石川県七尾市で行われた主演舞台「家政夫のミタゾノ THE STAGE レ・ミゼラ風呂」石川公演初日に出演した。
コンプライアンス違反があったとして国分太一(50)が無期限活動休止を発表して一夜明けたこの日、被災地の観客の前で熱演し座長としての役割を全うした。無表情な主人公の演技から一転、カーテンコールでは「勇気をいただきました」と感極まった表情で万雷の拍手に応えた。約1000ある客席は満席で、立ち見まで出る大盛況だった。
松岡が謎めいた女装の家政夫、三田園薫を演じるテレビ朝日系の人気ドラマの舞台化第2弾。名ぜりふ「痛み入ります」をちりばめ、観客を沸かせた。終幕後、ステージに登場すると「皆さん本日はお暑い中、足を運んでいただきまして、誠に痛み入ります。七尾の街にこの作品を持ってきたいと、ずっとみんなが言っていました。今日その夢がかないました。本当にありがとうございました」と感謝した。能登半島地震で大きな被害を受けた被災地復興への思いを届けた。
三田園が所属する「むすび家政婦紹介所」の社員旅行で静岡・熱海を訪れ、寂れた老舗旅館の大掃除に乗り出すストーリー。伝統の継承か改革か。広い意味での「コンプライアンス」というテーマも扱った。終幕時には「1つ1つ時代が変わっても、まだまだ大変なことがあります。私たちも含めて」としみじみと語り、「一丸となって、この舞台を続けていきます」と強い思いを込めた。
TOKIOデビュー直後から松岡のファンだという金沢市から来た女性会社員(42)は「被災地の方々を励まそうとするすごい熱量が伝わってきた」と感慨深そうに話し、再びメンバーの不祥事に直面した松岡の心情を察し「今は見守るしかないと思う」と述べた。【松浦隆司】
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