“天国に一番近いアイドル”をテーマにするmyunとyayoが21日、東京・有楽町のニッポン放送イマジンスタジオで「天国まで楽しく行こう!歌って踊ってためになる!昭和歌謡メドレー〜人生いつでもWANTED!〜」を100人のファンを集めて開いた。ともに64歳の美魔女、myun(ミュン)とyayo(ヤヨ)は、麻丘めぐみ、天地真理、松田聖子、河合奈保子ら昭和のアイドル曲からオリジナルの「思い出の青いkiss」、そしてピンク・レディー「UFO」、キャンディーズ「年下の男の子」など全18曲を熱唱した。
フリフリのレースの黄色いドレスで登場した2人は麻丘めぐみ「わたしの彼は左きき」、天地真理「恋する夏の日」を歌って「2人合わせて128歳、天国に一番近いアイドルで〜す」とぶりっ子してあいさつ。松田聖子「夏の扉」、河合奈保子「スマイル・フォー・ミー」と昭和アイドルのヒット曲を、振りを交えながら披露した。
途中、ニッポン放送の「生活の窓口」とコラボしたニチリョクによる終活セミナーを交えながらコンサートを進めた。アラ還のファンたちは鉢巻きを締め、テープを投げてノリノリ。開幕前にファンの1人が気を失って救急車を呼ぶハプニングもあって、終活セミナーにも真剣に耳を傾けた。
2人は「私たちは遠くから見ると20代、しゃべると64歳なんですけどね」と笑いながら、肩を大きく露出した水色のミニのピンクレディー風衣装にチェンジ。キャンディーズの「春一番」「暑中お見舞い申し上げます」、ピンク・レディーの「ペッパー警部」「S・O・S」「渚のシンドバッド」を歌い上げた。
福岡生まれのmyunはスクールメイツ福岡に所属して、作曲家平尾昌晃氏に認められてアイドル歌手を目指し上京。女優として立石美由紀の芸名でテレビ朝日系「遠山の金さん2」、日本テレビ系「あさひが丘の大統領」などに出演。その後、バンド活動をしたが32歳で結婚して引退した。東京生まれのyayoはアナウンサー志望で、学生時代にTBSラジオやテレビのアシスタントを務めたが、就職してOLとなった。
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そんな2人が出会ったのが25年前。子供が通う幼稚園のPTAでママ友になった。その後、myunがオヤジバンドをバックにアマチュアとして音楽活動を再開。コンサートを見に来たyayoが希望して、2人でプロを目指して昭和のアイドル歌謡をコンセプトにした「myunとyayo」を2012年(平24)8月に結成。18年にアルバム「昭和アイドル歌謡ショー〜あの頃のときめき〜」でメジャーデビューした。
myunは「子供の頃からの夢を実現させるために頑張りました」。yayoは「彼女が歌っているのを見て、自分も芸能界に憧れていたのを思い出しました。中学、高校と合唱団にいたんです」と笑顔を見せた。
2人の64歳が抱く夢は「売れること。目標はNHK紅白歌合戦。年齢に逆行して挑戦です。バラエティー番組にも出てみたいですね」と話している。【小谷野俊哉】
◆myunとyayo 2012年8月31日結成。18年アルバム「昭和アイドル歌謡ショー〜あの頃のときめき〜」。20年(令2)アルバム「昭和アイドル歌謡ショー−輝いた時代を忘れない−」。22年シングル「ちょっとだけ恋」。24年シングル「思い出の蒼いKiss」。 myun(ミュン)1960年(昭35)12月23日、福岡市生まれ。趣味はインテリアコーディネート。147センチ、B85−W62−H82センチ。血液型A。 yayo(ヤヨ)1961年(昭36)3月16日、東京生まれ。趣味は料理。書道師範、生け花古流師範。156センチ、B80−W62−H85センチ。血液型O。
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