渡辺謙、共演中の31歳俳優を絶賛「透明感があって、凄く素敵ないい輪郭を持っている」

俳優渡辺謙（65）が20日放送されたNHK「あさイチ」（月〜金曜午前8時15分）にVTR出演。共演中の俳優を絶賛した。

この日、「あさイチ」にはNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で田沼意知を演じている俳優宮沢氷魚（31）がゲスト出演。渡辺は「べらぼう」でその父、田沼意次を演じている。

2人は20年から上演された舞台「ピサロ」で初共演している。初共演時の印象を聞かれた渡辺は、宮沢について「見ていて楽しかった。透明ですよね。すごい透明感があって。現実的に“肌が白い”っていうのもありますけど、抜けていくような、ほかの俳優さんにはない、凄く素敵ないい輪郭を持っているような気がしますね。『寝て待て』（宮沢出演のNHKドラマ『しあわせは食べて寝て待て』）とか見てても本当にはまり役だと思うんですよ。ふわーっとして、いい意味でちょっと浮いてる感じというか。そういう役は彼は得意技だと思うんですよ」などと話した。

宮沢の演技をどう感じているか聞かれると、渡辺は「いやあ、まだまだでしょう。これ見たら“はぁ〜”ってなるかもしれないけど」とまずは笑いを交えて答えつつ、「ていうか、成長って誰でもすると思うんですよ。『べらぼう』みたいな、侍として、カチッっとして、でも、その中に鋭さがあって…っていうのって、彼の持ってるものと、いい意味でも悪い意味でも真逆のものだと思うんですよね。だから、それを挑戦し、乗り越えていくっていうのはものすごい別のドアを開いてくれると思うんですよ。それが彼の挑戦だと思うんですよ」などと語っていた。

スタジオで渡辺のコメントを聞いた宮沢は「いやあ、うれしいですね」と笑顔で感激していた。