デュランはACLEでは横浜FMの前に立ちはだかった [写真]=Getty Images アル・ナスルに所属するコロンビア代表FWジョン・デュランが、今夏の移籍市場でフェネルバフチェへレンタル移籍加入する可能性があるようだ。トルコメディア『ハーバーグローバル』が21日に報じた。
現在21歳のデュランは18歳にして母国コロンビアを離れ、MLS(メジャーリーグ・サッカー)のシカゴ・ファイアーで頭角を現すと、2023年1月にはアストン・ヴィラへ完全移籍加入し、19歳で欧州へ上陸。アストン・ヴィラでは“切り札”としての起用が続いたものの、抜群の得点感覚を示しており、在籍期間のおよそ1年間で、78試合に出場して20ゴールを挙げた。
今年1月には、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドやセネガル代表FWサディオ・マネらを擁するアル・ナスルへ電撃加入。即座に主力としての立ち位置を確立し、2024−25シーズンのサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)では、シーズン途中の加入ながら13試合で8ゴールと大暴れ。AFCチャンピオンズリーグエリートでも5試合で4ゴールをマークしており、準々決勝の横浜F・マリノス戦では2ゴールの活躍を披露した。
そんなデュランが、わずか半年でSPLを離れることとなるかもしれない。今回の報道によると、スュペル・リグ(トルコ1部リーグ)を代表する名門として知られるフェネルバフチェが、デュランのレンタル加入に向けて、アル・ナスルへオファーを提示。レンタル移籍期間中の年俸はフェネルバフチェ側が全額負担する条件で、レンタル料と合わせた総額は1600万ユーロ(約27億円)と見られている。アル・ナスル、およびデュランは、近日中に決断を下すつもりだと伝えられた。
フェネルバフチェは2024−25シーズンのスュペル・リグを2位で終え、新シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)予選出場権こそ手にしたが、ライバルのガラタサライに3連覇を許した。それどころか、2013−14シーズンを最後にリーグタイトルから遠ざかっており、来季は12年ぶりの覇権奪還を目指す。
現在、トップチームは“スペシャル・ワン”ことジョゼ・モウリーニョ監督に率いられており、クロアチア代表GKドミニク・リヴァコヴィッチ、スロバキア代表DFミラン・シュクリニアル、モロッコ代表FWユセフ・エン・ネシリら、実績十分な選手たちも在籍。ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコが今夏をもって退団するため、新たなストライカーの獲得が待たれていたが、その選手はデュランとなるのだろうか。
【ハイライト動画】デュラン、ACLEでは横浜FM相手に2発