福原遥&林遣都、互いの印象語る「神社のパワースポットのよう」クランクイン前に児童相談所を見学【月9「明日はもっと、いい日になる」インタビュー】

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2025年06月23日 10:04  モデルプレス

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福原遥、林遣都「明日はもっと、いい日になる」(C)フジテレビ
【モデルプレス=2025/06/23】7月スタートのフジテレビ系月9ドラマ「明日はもっと、いい日になる」(毎週月曜21時〜21時54分)で主演を務める女優の福原遥(ふくはら・はるか/26)と共演の俳優・林遣都(はやし・けんと/34)。このほどモデルプレスらのインタビューに応じ、お互いの印象や作品について語った。(※取材は5月下旬、クランクイン前)

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◆福原遥主演「明日はもっと、いい日になる」

完全オリジナルストーリーの本作は、児童相談所を舞台にしたハートフルヒューマンドラマ。児童相談所へ突然異動となった刑事・夏井翼(福原)が無愛想なベテラン児童福祉司・蔵田総介(林)とバディを組み、厳しく指導されながらも子どもや家族と真摯に向き合っていく姿を描く。

◆福原遥は「神社のパワースポットのよう」林遣都が明かす

― 今回お二人は初共演となりますが、お互いの印象を教えてください。

福原:今まで本当にいろいろな作品を拝見して感動をいただいていて。すごくお芝居が素敵だなと思っていたので、林さんと共演できると聞いたときは素直に嬉しかったです。いろいろ勉強させていただきながら、頑張ってついていきたいなと思っています。

林:お会いする前から思っていたイメージなんですが、お会いしてみると想像以上に清らかな空気をまとっている人だなと。神社のパワースポットのような(笑)。周りの人が自然と笑顔になるような空気感を持っている方だなと思いました。撮影前に、本読みをさせていただいたときや監督やプロデューサーさんと作品についてお話しした際、作品に対する向き合い方がすごく誠実な方だなと感じました。

◆福原遥&林遣都、実際の児童相談所を見学

― 児童相談所が舞台のドラマですが、クランクインまでにどんなことをインプットされましたか?

福原:先日、児童相談所に見学に行かせていただいて、子どもや保護者の方との向き合い方やどのように心の距離を縮めていくのかなど、たくさんお話を聞かせていただきました。実際に児童相談所にいる子どもたちにも会って、普段はどういう生活をしているのか教えてもらいました。

― もともと抱いていたイメージと変わったところはありましたか?

林:僕も福原さんと見学に行かせていただいたんですが、こういった作品に携わらないとなかなか見ることのできない光景を見て、職員の方からお話を聞かせていただいて、感じることは本当にいろいろありました。一見、児童相談所は幼稚園や学校と変わらないように思えますが、本来なら当たり前に出来ることに制限があったり。子どもたちはそんな環境でも笑顔を見せてくれて、微笑ましく見える瞬間もありますが、ここに来た背景のことを考えると胸が苦しくなるような瞬間もありました。1人でも多くの子どもがそこにいる必要がなくなるように、日々自分の時間を捧げて向き合い続けている職員の方々の姿を見て、よりこのドラマに対しての思いが強くなりました。

― 台本を読まれた上で、それぞれの役柄はどのようなキャラクターだと捉えていらっしゃいますか?

福原:私が演じる翼は、本当に正義感が強くて、真っ直ぐで。「たくさんの人を助けたい」という思いで毎日を生きているんです。すごくかっこいい女性だなと思っています。「助けたい」と思ったら、もうそれしか見えなくて突き進んでしまう。ちょっと危なかしいところもあるんですが、すごくエネルギッシュでパワフルで、素敵な女性だなと感じました。

林:蔵田は長い間、児童福祉司として相談所に勤めている仕事人間なので、ドラマの最初の段階では、どういう人物なのかあまり中身が見えてこないかもしれませんが、とにかく1人でも多くの家庭を救うために全ての時間を捧げている人なんだと思います。一見とっつきづらそうですが、やっていることや翼にかける言葉にはすごく重みがあって、かっこいい精神を持った人だと思いました。

◆福原遥&林遣都、役作りで“大事にしたいこと”

― 役作りで意識していることを教えてください。

福原:翼は「1人でも多くの人を助けたい」という思いでひたすらがむしゃらに頑張っているので、そこは揺らがないよう大事に演じたいなと思っています。児童相談所を見学させていただいた際、「親に対しても子どもに対してもすごく丁寧に、その子に合わせた近づき方で寄り添っていくことをすごく大事にしている」と伺いました。翼として1人1人への向き合い方は丁寧に演じたいです。翼は児童相談所のメンバーに会って「こうやって向き合っていくんだ」と学んで徐々に成長していくので、どう人を助けていくかという部分をしっかり演じられたらいいなと思っています。

― 監督から「こんなふうに演じてほしい」というリクエストはありましたか?

福原:みなさんと「こうしたらいいんじゃないか」といろいろ話し合いながら演じています。翼はただ周りが見えなくなって助けたい一心で何も考えずに突き進むタイプではなく、ちゃんとその人に届くような近づき方をする人だと思うので、そこを大事に演じたいです。

― 林さんはいかがですか?

林:蔵田は長年児童相談所に勤めてきて、自分の中でのルールや踏み込みすぎてはいけないラインの考えがしっかりあるので、「そんなに簡単なことじゃない」と翼に厳しい指導を続けていくんです。その場面ではきちんと、蔵田が持っている考えやベースの部分を軸に演じていけたらと思っています。

児童相談所で職員の方にお話を聞かせていただいた際に、蔵田がよく言う「慎重に、慎重に」という考えがとても大切なことだとおっしゃっていました。「同じ家庭なんてひとつもないので、常にみんなで情報を共有して話し合いながらとにかく慎重に進めていくんです」ともおっしゃっていて。また「ただ1番は子どものためです。そこを常に1番に考えて動いています。だから、時に厳しく接することもありますが、やっぱりなかなか感情には勝てないときがあり、瞬間的に動いてしまうときがあります」というお話も聞いたので、そのバランスも大事にしたいです。

だから、もしかしたらドラマの中で「あの場面ではこういう考えでこういう行動をとったのに、このときはこうなるんだ」という矛盾が生まれるかもしれないんですが、それはそれでいいと思っていて。そのとき出会った子ども、家庭に合わせて柔軟に行動していく考え方なのかなと思いました。

◆“子育て真っ只中”林遣都「共感することばかり」

― 演じていて共感した部分を教えてください。

福原:いろいろな家庭があって、家族の形、愛の形はひとつひとつ違うけど、子どもが親に対して持っている愛には共感しますし、その愛の大きさは感じています。

林:僕も今、子育て真っ只中なので、劇中に登場する子育てに悩むご家庭の話には共感することばかりです。このドラマはトラブルがあったとしても頭ごなしにその親を攻めるわけじゃなく、それぞれのご家庭のことを奥深くまで見つめて動いていく人たちの話なので、子育てに悩んだり苦しんだりしている人たちの心がちょっとでも軽くなる物語になればいいなと思っています。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

◆福原遥(ふくはら・はるか)プロフィール

1998年8月28日生まれ。埼玉県出身。2009年から2013年にかけて放送されていた料理アニメ「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」(NHK Eテレ)で、主人公・柊まいんを演じて一躍話題に。主な出演作に連続テレビ小説「舞いあがれ!」(NHK/2022)、ドラマ「正直不動産」シリーズ(NHK/2022・2024)、「マル秘の密子さん」(日本テレビ/2024)など。現在は、大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」(NHK総合、毎週日曜午後8時〜/BS・BSP4K、毎週日曜午後6時〜/BSP4K、毎週日曜午後0時15分〜)に出演中。

◆林遣都(はやし・けんと)プロフィール

1990年12月6日生まれ、滋賀県出身。2007年、映画「バッテリー」にてデビュー作ながら主演に抜擢。人気ドラマ&映画シリーズ「おっさんずラブ」(テレビ朝日/2018・2019・2024)では社会現象を巻き起こした。近年の主な出演作は、映画「隣人X -疑惑の彼女-」(2023)、「身代わり忠臣蔵」(2024)、ドラマ「初恋の悪魔」(日本テレビ/2022)「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」(NHK/2023)「VIVANT」(TBS/2023)など。フジテレビドラマの出演は「世界は3でできている」(2020)以来約5年ぶりとなる。

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