スヴェンソン新 TVCM「自分を磨く術(スヴェ)がある。」に出演する20th Century 3人組グループ・20th Century(坂本昌行、長野博、井ノ原快彦)が、25日から放送されるスヴェンソン新テレビCM「自分を磨く術 増毛CP」篇、「自分を磨く術 ウィッグCP」篇、「自分を磨く術」篇に出演する。
【CMカット】スーツ姿で自信に満ちた笑顔を見せる20th Century
新CMでは、スヴェンソンが多くの人々の髪の悩みを解決するだけでなく、前向きな生き方をサポートする企業であることを伝えるため、「自分を磨く術(スヴェ)がある。」というコピーを掲げ、幅広い世代から憧れを集める3人を起用。
リズミカルな音楽とともにスーツ姿でカメラに向かって歩く3人の姿が印象的で、30年以上のキャリアを持つ彼らならではの内面からあふれる自信と未来への希望を、堂々とした佇まいと力強い眼差しで表現している。
中でも3人で歩くシーンは、ハイスピードカメラで撮影され、通常再生することでスローモーションとなる仕上がりに。そのため、わずかなズレも許されない厳しい条件下での収録となったが、長年培ってきたチームワークを武器に、ファーストテイクから完璧に揃った動きを披露。撮影前には「カメラが回ったら瞬きしちゃダメだよ」「変顔になるからね(笑)」と互いに声をかけ合う場面もあり、撮影後にプレイバックを確認した監督からも「いい笑顔です!」と高く評価されたという。
また、「自分を磨く術(スヴェ)がある」というセリフでは、坂本が「自分を磨くスヴェンソン」と言い間違える場面も。「つい、企業名まで言っちゃった(笑)」と明かすと、長野と井ノ原から「ダブルミーニングだからね」「ある意味、間違ってないけど」と突っ込まれ、現場は笑いに包まれた。
30年以上のキャリアを誇る3人は、旧知のスタッフとも再会し、「◯◯さん、ご無沙汰しています」「あの時は、めちゃくちゃ寒かったですよね」と懐かしい会話に花を咲かせるなど、撮影現場には終始和やかな空気が流れていた。
今回のCM撮影で最もこだわった要素のひとつが、リズミカルな音楽と映像を完璧にフィットさせること。音楽と映像、それぞれ単体で見た時に魅力的であったとしても、その二つが完全に調和しなければ、CMとしてのインパクトは半減してしまう。視聴者に「アッ!」と驚いていただき、強く印象に残る映像体験を提供するため、細心の注意を払いながら撮影に臨んでいる。
■20th Century(坂本昌行さん、長野博さん、井ノ原快彦さん)インタビュー
――スヴェンソンのCMキャラクターに3人で選ばれたお気持ちをお聞かせください。
井ノ原さん:3人一緒のCMは約3年ぶりですが、やっぱり3人での仕事はうれしいですよね。しかも、今回のテーマが 「 かっこいい大人の男性」とのことで、それに僕たちを選んでいただいて。
坂本:ありがとうございます、という感じです。
井ノ原:だから、撮影でもかっこつけてきました。
長野:できる限りね(笑)。
井ノ原:持ちうる全てのかっこよさを出し尽くしちゃって、今はカラッカラですけど、CMキャラクターに選ばれて本当に良かったなと思います。
――スヴェンソンについて、皆さんがお持ちの印象を教えてください。
井ノ原:今回のセリフにもありましたが、ウィッグとか増毛とか、男性のさまざまな悩みにお応えしてくれるという印象ですね。だから、撮影の時「僕も将来髪の悩みが出来たらお願いします」と、社長さんにお伝えしました。
坂本:僕の周りの友達も髪の毛のことを気にしている人が多いんですよ。
井ノ原:ちょっと乱れただけで、「今日、大丈夫かな?」と気になりますから。
長野:でも、髪が決まると、その日一日、すごく気分が良いですよね。
井ノ原:自信がつくんですよね。髪の毛が変わるだけで人生が楽しくなるというか。
坂本:ウィッグとかもおしゃれですし。
長野:そうなんですよ。そうした自分磨きの魅力をこれから3人で発信していきたいと思います。
――CM撮影はいかがでしたか?CMの見どころ、撮影エピソードも合わせてお聞かせください。
井ノ原:歩いてきて止まって、タイミングよくセリフを言うシーンで、僕らは踊りをやっているから慣れている方ですが、後ろの共演者の方たちもぴったり揃っていて驚きました。
長野:今回はハイスピードで撮ったので、合わせないと、より目立つという。変顔になっちゃうから。
井ノ原:一人だけ目をつぶっちゃったりしたら大変なので、そこは自信満々でやりたいなと思って、目をつぶらないように頑張りました。スムーズだったと思います。
坂本:曲のリズム感もすごく覚えやすくて、耳に入ってくるんですよね。
井ノ原:だから、ナレーションの収録でちょっとラップっぽくやらせてもらいました。
長野:その時に監督から「もうちょっと抑えて」とも言われました(笑)。
井ノ原:ラップっぽくやりすぎちゃったところもありましたが、ぜひその辺りもお楽しみいただきたいなと思います。
――ヘアスタイルやファッションについて、皆さんがお持ちの「術」やこだわりはありますでしょうか?
長野:よく皆さんに「ずっと髪型一緒だね」と言われるんですよ。自分では変えているつもりなのに。
井ノ原:長野くんはその印象ですが、雑誌で歴代の長野くんを並べて出している企画があって、それを見たら結構変わってるんだなと思いました。
坂本:意外とね。ただ、全体的にこだわりが強いイメージがあるから、あんまりいろんなものに手を出さない印象があるんですよ。
長野:あとは、ガラッと変えない。ちょこちょこちょこっと変えて、「あ、変わってる」みたいな。
井ノ原:マイナーチェンジね。
長野:そう。フルモデルチェンジじゃないんです。
井ノ原:それで言うと、僕は去年、初めて髪の毛を染めて、フルモデルチェンジしました。しかも、かわいいのが自分の誕生日に染めたという(笑)。なんかドキドキしちゃって、「やってもいいよな、俺だって」「大人だし」と思って。
坂本:あれをやりたいという、僕らと同い年の人たちもいると思いますよ。
井ノ原:他のメンバーはみんな染めていたけど、俺だけずっと真っ黒のままだったの。そうなってくると、年齢関係なく、ちょっとドキドキするわけ。
坂本:そのドキドキがいいんですよね。
井ノ原:そう、いいんですよ。新鮮だし、毎朝起きた時、恥ずかしいんだけど、「あ、そうだ、俺染めたんだ」と思うわけですよ。これは本当に。
長野:ほんと、髪は大事です。
坂本:でも、「染めた」って。せめて「カラーリング」と言いましょう(笑)。
井ノ原:ごめんごめん、カラーリングね。でも、まさにスヴェンソンの増毛やウィッグで自分に自信がついたら、朝起きた時に僕と同じ気持ちになると思います。「そうか、俺、今こんな感じか」と。
長野:自信になりますよね。
井ノ原:ちょっとずつチェンジして、毎日が楽しくなることは大事です。
――今回のCMコピーは“自分を磨く「術(スヴェ)」がある。”です。皆さんは同世代の方と比べてとても若く見えますが、若さを保つためにしている自分磨きの「術」を教えてください。
坂本:術かどうか分かりませんが、◯◯だからとか、もう年だからとか、言わないようにしています。まずはチャレンジしてみて、駄目なら仕方ないという感じで、初めから諦めるのはやめようと思っています。
井ノ原:何かを始めるにしても、今は動画とかいろいろあるから、一回チャレンジすることはできそうです。
長野:僕は、食事に関しては普段から気をつけているかもしれないですね。食べる時は食べますが、その次の日は量を抑えるとか、メリハリを大事にしています。
井ノ原:僕と坂本くんがカツ丼を食べている時、いつも長野くんは小さいナッツをちょっとずつ食べていて。もうリスかよ、というぐらい(笑)。
坂本:でも、あれが大事なんだよね。
長野:そうです。ただ、お腹が空きすぎても、お腹が鳴っちゃうので、そうならない程度にちょっと入れておくみたいな感じですね。
井ノ原:僕も気持ちの上でワクワクすることを自ら作っていこうとしていますね。たとえば、ちょっと遠いけど、明日は海に行ってみようとか。そうすると、前日からいろいろ準備したり、これやっちゃおう、あれやっちゃおうと考えたりして、ワクワクドキドキします。
坂本:大人の遠足みたいな。
井ノ原:子どもの時に楽しみだったことを、今一度大人バージョンでやってみるというか。
長野:いいですね。
井ノ原:もし若々しく見えているのであれば、皆さんも何かワクワクドキドキすることを
、日常生活に取り入れてもいいんじゃないでしょうか。
――5月17日に49歳の誕生日を迎えた井ノ原さんは、40代最後の年となりますが、50代の坂本さん、長野さんに何か聞きたいことはありますか?
井ノ原:坂本くんと5歳、長野くんと4歳違うわけですが、50代になって、実際に何か変わったことはありますか?
長野:49歳から50歳はそんなに変わらないかも。でも、ここからの5年はすごく楽しいですよ。
井ノ原:坂本くんも?
坂本:超楽しい!
井ノ原:20代の時って、この先どうなっていくのかなとか、いろいろモヤモヤするじゃないですか。それで当時、50代のカメラマンさんに「50代ってどうなんですか?」と聞いたら、「めちゃくちゃ楽しいよ」と言われて、じゃあ俺ももうちょっと頑張ってみようと思ったことを、2人の話を聞いて思い出しました。身近な2人がそう言うなら、ますます楽しみが増えますね。
長野:自分がもうすぐなる年齢の人たちが楽しそうだと、早くなりたいなと思いますよね。
坂本:30代までは止まることが怖かった。走り続けないといけないなって。だけど、40歳、50歳になってくると、止まることの大切さが分かって、俯瞰でいろんなものが冷静に見えたりしますよね。
長野:止まることは大事です。
井ノ原:僕はすでに、ちょっと休みたいなとか、結構止まったりしています。昔は休むのが怖かったけど、もう全然休みたいというか、ちゃんと休みます。
長野:そうそう、しっかり休むこと。
井ノ原:逆に言えば、休むことも仕事という考え方になりました。でも、2人のそういう意見を聞くとちょっとうれしいですね。もうちょっと僕も頑張っていきます。
長野:もうちょっと?
坂本:まだ頑張りましょうよ。
井ノ原:まだ頑張ります!
――皆さんは30年以上一緒に活動されていますが、ここまでやってきた原動力は何でしょうか?
長野:デビューからじゃなくて、下積み時代から知っているところはひとつありますよね。
井ノ原:僕は12歳の時、2人に出会っていますから。当時、長野くんは高校受験がどうだとか言ってて、初めて内申書という言葉を教えてもらいました。「内申書、大事だよ」って(笑)。その時はよく分かっていなくて、「へ〜」という感じでしたが、自分が受験する時になって、「これかー、長野くんが言ってたやつ」と。坂本くんは一番年上で、リーダーとしてグループを引っ張ってくれているじゃないですか。
坂本:他のグループを見ていると、やっぱり何らかの山あり谷ありじゃないですか。でも、トニセンって、そういうのあったのかなと思って。
長野:あったとしても、谷に気づいていないんじゃない(笑)。
井ノ原:トニセンのテーマが低空飛行ですからね。ずっと飛び続けることが大事。
坂本:上を目指すんじゃなくて、落ちても痛くない高さで頑張ろうね、というやつだから。そういう意味で言うと、たぶんそれが原動力じゃないですか。
井ノ原:これは後ろ向きの話じゃなくて、とにかくみんな飛び続けようぜというのがテーマなんですよ。飛ぶ高さは低いかもしれないけど、誰かから見たら高いかもしれないという。とにかく自分たちの身の丈に合った高さで飛びましょうという。それが僕たちの原動力です。