東京株、4日ぶり上昇=中東不安和らぐ、円は急伸
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2025年06月24日 17:02 時事通信社

24日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比436円47銭高の3万8790円56銭と4営業日ぶりに反発した。中東情勢悪化への警戒感が後退したことで、幅広い銘柄に買い戻しが入った。日経平均は一時600円超上昇した。
東京市場の取引開始前に、トランプ米大統領がイスラエルとイランの停戦合意を発表。投資家心理が改善したことで、前日まで売っていた銘柄を買い戻す動きが広がった。ただ、利益確定の売りも出て、株価の上値を抑えた。
同日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=145円台前半に大幅上昇した。米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン副議長が「インフレ圧力が引き続き抑制されるなら、早ければ次回会合での利下げ決定を支持する」と明言したことから、米長期金利が低下。日米の金利差縮小が意識され、円買い・ドル売りが強まった。
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