ドン・キホーテを展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は6月24日、初の無人型店舗を大阪電気通信大学(大阪府寝屋川市)の構内にオープンすると発表した。大学構内への出店は同社として初めてで、新業態「キャンパスドンキ」として展開する。
NTTデータのデジタル店舗運営サービス「Catch&Go」を導入し、7月1日にオープンする。営業時間は午前8時〜午後9時で、大学生協の営業時間外でも利用できるという。
取り扱うのは、同社PB「情熱価格」「偏愛めし」のおにぎり、弁当、菓子、飲料などの食品や、文房具、消耗品など約450点。
支払いは、LINEミニアプリを活用する。LINEミニアプリは、ユーザーが新たにアプリをダウンロードしなくても、さまざまなサービスをLINE上で利用できるプラットフォームだ。
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同アプリで表示したQRコードをかざして入店し、商品を手に取り、そのまま退店するだけで自動で決済される。AIカメラと各棚に設置された重量センサーで購入商品を特定し、あらかじめ連携したクレジットカードまたはPayPayで支払う仕組みだ。レシートも同アプリ内で確認できる。
PPIHは、授業の前後など短時間でもスムーズに利用できる点をアピールしており、11月頃には2店舗目の出店を予定している。LTV(ライフタイムバリュー、顧客生涯価値)を長く見込める学生との接点を創出できる、新たな出店場所として大学構内での可能性を探る。
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