写真 カンコー学生服が、「中学・高校の制服に関する服装規定の状況」に関する調査を実施し、流行している制服のアレンジ方法や、学校の服装規定の内容、性別を問わない制服着用の状況についての回答を公開した。
同調査は、全国の中学・高校生1200人を対象に実施。学校で流行っている制服のアレンジについては、「スカート丈を短くする」(30.5%)が最も多く、次に、「ネクタイ・リボンをずり下げる」(13.5%)、「上着のボタンを全て開けて着る」(13.5%)、「スカートの下にジャージを穿く」(13.3%)、「シャツのボタンを外して胸元を開ける」(13.0%)など、手軽にできる着崩し方が並んだ。一方で、「特にない」(31.7%)という回答も3割を占め、カンコー学生服は「制服を着崩す学生が減少傾向にある」と分析した。
学校の服装規定で定められているものについては、「スカート丈の長さ指定」(47.3%)や、「スカートの下にジャージを穿くことの禁止」(36.0%)、「シャツのボタンを外すなどして胸元を開けることの禁止」(30.6%)などの着用方法に関する項目のほか、「ベスト・セーターの色やデザインの指定」(32.6%)、「靴下の丈・色・デザインの指定」(39.8%)、「学校指定品以外の着用禁止」(30.5%)など、制服以外の衣類に関する自己流のアレンジを禁止する規定も多く挙がった。
また、性別にとらわれないジェンダーレス制服の着用許可については、自分が着たいタイプの制服を「着ることができる」と回答したのが、中学校で76.3%、高校で61.9%となり、高校に比べて中学校での服装の自由度が高い結果となった。