内閣府審議官に松田氏＝井上次官は留任―内閣府人事

　内閣府は２４日、原宏彰内閣府審議官が退任し、後任に松田浩樹官房長を起用する人事を発表した。新設の防災監には長橋和久内閣官房内閣審議官（内閣官房副長官補付）、経済社会総合研究所長に野村裕政策統括官（経済社会システム担当）、地方創生推進事務局長に高橋謙司政策統括官（防災担当）、知的財産戦略推進事務局長に中原裕彦経済産業省官房付をそれぞれ充てる。いずれも次官級で、７月１日付の発令。井上裕之次官、林幸宏内閣府審議官は留任する。

　〔内閣府審議官〕

　松田　浩樹氏（まつだ・ひろき）東大法卒。８９年自治省（現総務省）に入り、内閣総務官などを経て２４年７月内閣府官房長。５９歳。兵庫県出身。

　〔防災監〕

　長橋　和久氏（ながはし・かずひさ）京大農卒。８９年建設省（現国土交通省）に入り、国交省総合政策局長などを経て２４年４月内閣官房内閣審議官（内閣官房副長官補付）。５９歳。愛媛県出身。

　〔経済社会総合研究所長〕

　野村　裕氏（のむら・ひろし）京大法卒。８９年経済企画庁（現内閣府）に入り、経済社会総合研究所次長などを経て２４年７月政策統括官（経済社会システム担当）。５９歳。岐阜県出身。

　〔地方創生推進事務局長〕

　高橋　謙司氏（たかはし・けんじ）京大法卒。９１年建設省に入り、国交省官房総括審議官などを経て２３年７月内閣府政策統括官（防災担当）。５７歳。愛知県出身。

　〔知的財産戦略推進事務局長〕

　中原　裕彦氏（なかはら・ひろひこ）東大法卒。９１年通商産業省（現経産省）に入り、文化庁審議官などを経て２３年７月経産省官房付。５８歳。長野県出身。

　〔官房長〕

　笹川　武氏（ささがわ・たけし）東大法卒。８９年総務庁（現内閣府）に入り、内閣府政策統括官（共生・共助担当）などを経て２４年７月賞勲局長。５９歳。新潟県出身。

　〔政策統括官＝経済財政運営担当〕

　堤　雅彦氏（つつみ・まさひこ）慶大院修了。９４年経企庁に入り、内閣府官房審議官（経済財政分析担当）などを経て２３年１０月官房審議官（官房及び経済財政分析担当）。５６歳。東京都出身。

　〔政策統括官＝経済社会システム担当〕

　阿久沢　孝氏（あくざわ・たかし）東大教養卒。９１年大蔵省（現財務省）に入り、財務省官房審議官（主税局担当）などを経て２３年７月内閣府官房審議官（経済社会システム担当）。５７歳。埼玉県出身。

　〔政策統括官＝経済財政分析担当〕

　吉岡　秀弥氏（よしおか・しゅうや）東大法卒。９１年経企庁に入り、内閣府官房審議官（官房、経済財政運営及び消費者委員会担当）などを経て２３年７月に消費者庁次長。５７歳。福岡県出身。

　〔政策統括官＝防災担当〕

　横山　征成氏（よこやま・まさなり）東大法卒。９３年建設省に入り、茨城県副知事などを経て２４年７月国交省官房審議官（住宅局担当）。５５歳。兵庫県出身。

　〔政策統括官＝沖縄政策担当〕

　黒瀬　敏文氏（くろせ・としふみ）東大法卒。９０年自治省に入り、こども家庭庁官房審議官（成育局担当）などを経て２４年７月内閣府政策統括官（共生・共助担当）。５８歳。東京都出身。

　〔政策統括官＝共生・共助担当〕

　水野　敦氏（みずの・あつし）東大法卒。９０年大蔵省に入り、内閣府沖縄振興局長などを経て２２年６月政策統括官（沖縄政策担当）。５８歳。神奈川県出身。

　〔併任政策統括官＝サイバー安全保障担当〕

　木村　公彦氏（きむら・きみひこ）一橋大経卒。９２年郵政省（現総務省）に入り、総務省総合通信基盤局電気通信事業部長などを経て２４年７月内閣官房内閣審議官（内閣サイバーセキュリティセンター）。５６歳。大阪府出身。