【バチェラー6考察】「偶然の再会」VS「雨と停電」の奇跡対決! 美しい恋の伏線回収と一輝の放送事故

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2025年06月25日 18:10  マイナビウーマン

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【バチェラー6考察】「偶然の再会」VS「雨と停電」の奇跡対決! 美しい恋の伏線回収と一輝の放送事故

※このコラムは『バチェラー・ジャパン』シーズン6 エピソード1〜9のネタバレを含みます。

■「偶然の再会」「雨と停電」という奇跡に導かれ残った2人の女性

医師であり、さらには共立美容外科の御曹司、かつイケメンという、とんでもないスペックで世間を騒がせた今回のバチェラー・久次米一輝。

とうとう旅も終盤となり、「偶然の再会」「雨と停電」という2つの奇跡に導かれ、女性陣も2人に絞られました。「つらいことがあっても支える存在になれたら」と一輝に言わせた、守りたい女・雑誌編集アシスタント/モデル・小田美夢さんと、とにかく一輝に顔がブッ刺さっており、似た価値観を持ち自然体でいられる女・インバウンドビジネス企画開発・石森美月季さん。最後はマレーシアでのツーショットデートと、日本に帰って女性陣のご両親とご対面です。

■おだみゆの美しく見事な伏線回収

小田さんとは、ゆったりと静かな時間が流れるようなデートでした。クルージングからの、豪華な一室を貸し切ってのディナーデート。そこでの穏やかなキスとハグの絵面が美しすぎて、まるで映画のワンシーンを見ているようでした。

エピソード1では、「手を握りながら7秒見つめ合うっていうのをやりたい」と持ちかけ、体感5秒くらいしか続かなかった小田さんですが、ラストでは「最後にしっかり見とく。7秒」と一輝の肩に手を置き、蝶の羽ばたきのような、ゆっくりとしたまばたきでまっすぐ一輝の瞳を見つめ続けることができました。

「それをやったら恋に落ちるんだって」と言いながら、7秒続けられなかった旅の始まりから、しっかり見つめ続けることができた旅の終わり。この旅で、小田さんの気持ちがここまで育ち切ったのだということが現れていた美しいシーンでした。

■一輝のとんでもない放送事故

石森さんとはスケートデート。おとなしそうな見た目とは裏腹に、運動神経がいい石森さんは、一輝を横目にスイスイと滑り、無邪気にはしゃぐなど、そのギャップがまたいい!

お互いの似顔絵を描く場面では、石森さんは超絶クオリティの高い一輝の似顔絵を描く一方で、一輝画伯はよーじやのキャラクターそっくりの似顔絵を描き上げ、令和美人を大正時代あたりの美女に仕立て上げるという放送事故を起こしていました。

「絶対にかわいく描いてね」という石森さんのセリフが完全に前振り状態。でもここでの2人は空気感やフィーリングがすごく合っているように見えましたよね。

■ガバガバな足し算により生み出されたランキングで一輝にとどめを刺した石森

ルーフトップバーでの石森さんがまたあざとかった! 巻き物のようなメモを持参したのですが、渡さないこと前提なのか、普通に二重線で訂正が入っていたりするアバウト感がたまりません。

「一輝くんの好きなところを発表します」と5個発表するはずが「1位は頼れるところと信用できるところ!」と、突如1位で2項目発表され、計6個となるガバガバな足し算により生み出されたランキングでしたが、そんな野暮なツッコミを飲み込んでしまうほど良かった。

今まで石森さんはみんながいる場で、さらっとゲリラ的に「私は好き」と気持ちを伝えて、一輝の心を揺さぶってきたわけですが、今回初めて直接一輝にはっきりと気持ちを伝えたのです。しかもこの旅でのエピソードを通じた具体例を込めて。こんなのもう嬉しい以外の何者でもない。

一輝に「全部嬉しいね。気持ち返せてるかな」とすでに気持ちを返せているかという問いに「返してくれるの?」と、「これから返させる話」に持っていき、キスを誘発したのも強い。

そこから頬杖をついて一輝をじっと見つめ、「なんで迷ってるの?」とキスを誘ったのも、「迷ってないよ。ゆっくり顔見ようと思って」と切り返す一輝もとにかく良い。

石森さんは、とても4年彼氏がいなかったとは思えないカウンターパンチが多いですよね。一輝もいつもの口下手さが見えない美しい応酬。初期一輝ならこの返しに「あの……」を3回くらい挟んでいてもおかしくないのに。

にしても今回のバチェラーは美しいキスシーンが多すぎる。そして、双方の女性にキスをしたのは、どちらがラストに選ばれたのか分からないようにするための、バチェラーなりの盛り上げ努力だったのかな、とも。根は真面目な彼ですから。

■不仲はどこへ……? 典型的昭和な家庭訪問

女性陣のご両親との対面では、小田さんが何度も家庭不仲アピールをしていましたが、そんなふうには見えない笑顔のあふれるご両親でしたね。

育ってきた環境が違うことを心配するなど、親として懸念点となる至極真っ当な質問をする小田家のご両親。それに加え、「大丈夫ですかね? こんなわがままで。会話成り立ってんのかな?」と、身内を若干落として謙遜する昭和的スタイル。

結婚が決まっていたら一輝にも揺るがない愛があるので、「そんなことないですよ〜」で成立するのですが、今回はまだ選ばれる段階。もちろんご両親で決まるわけではないのですが、この状況なので無条件に娘アゲして、娘の援護射撃をしてほしい気持ちも。でも、小田さんが言っていたように、しっかりとした娘への愛を感じるご両親でしたね。

■完璧な「娘プレゼン」をやってのけたシゴデキビジネスマンペア

一方で、石森さんのご両親は事前にある程度流れを話し合ってきたのでは? と思うほど美しい、娘プレゼンの場が組まれていました。

娘をどのようなポリシーを持って育ててきたのかという親としての話や、娘の選択を信頼しているという親の決意、一輝との心の距離を縮めるための娘ほっこりエピソードや、娘がどれだけ本気で望んでいるか、という後押しになる話などが次々に繰り出され、会話に無駄がなく、石森家の様子を想像させながら全面的に娘を上げる構成になっているという……。

そして、石森父は面接のように一輝の一挙手一投足を凝視し、並行して旦那候補面接も行われていました。最終的に面接合格となった一輝へ、今回の面談で受けた一輝への印象をフィードバックし、見られていた緊張感から一気に安心を与えるなど、人心掌握術も巧み。最後には一輝の選択を尊重するというフォローまで。家庭紹介という名目のプレゼンを見せられているかのような華麗さに感服するのでした。

しかし、「結婚して4〜50年になると、色んな『上り坂』と『下り坂』と『まさか』っていうのが待ってるんですね」という、石森父の渾身の結婚式挨拶ギャグを真顔でスルーした一輝は大罪を背負いました。あれは嘘でも笑うところだぞ!

■健気すぎるおだみゆの美しすぎるセリフの数々

最終的にバチェラーが選んだのは石森さん。旅の中で唯一彼女にのみ「綺麗」を連呼し、とにかく顔が一輝のタイプだったことに加え、一緒にいる時は冗談を言い合うなど、一輝の姿も自然体に見えました。

最後まで取っておいた「好きだよ」という言葉と共に、運命的な再会による美男美女カップルが誕生しました。

そして、残念ながら選ばれず去ることとなった小田さんの去り際がとにかく美しく、泣けましたね。

「美月季ちゃんは見た目も中身も本当に完璧なのに努力してる姿を見て、絶対もっと幸せになれる人なんだろうなって思ってたから。今までの美夢だったら祝福できなかったけど美月季ちゃんだから良かったって心から思ってる。幸せになってね。大好き」

最後の「大好き」でもうみんながおだみゆを大好きになってしまう、まっすぐでピュアなエール。

小田さんのご両親との会話でも、「本音話せるようになったのは一輝くんのおかげだし、誰かに優しくしたいとか大切って思えたのは女の子たちのおかげだし。昔の私はもっと尖ってたし、思いやりが全然なくって、でもこの旅でたくさんの愛とか思いやりをみんなからもらったから、もっとあたたかい女性になりたいです」と、この旅で大きな成長を遂げたのだという、全方位への感謝と愛にあふれた言葉の数々。

視聴者としては、小田さんは全く尖っているようには感じず、むしろ妹のようにみんなからかわいがられていたように見えたのですが、それがまさに彼女がこの旅で学び、感じ、得たものだったのでしょう。

バチェラーへの「幸せにしてくれてありがとう」というセリフもなかなか言えることではありません。一輝と結ばれることが幸せなんじゃなく、一緒にいられた時間が彼女にとっての幸せだったなんて、あまりにも健気すぎて……。表舞台では凛としていた彼女が、裏では号泣していたのも良かった。よりすてきな女性になってよりすてきな人生(by一輝)を歩んでいくことは確実でしょう。「うん……」バチェ! バチェー!!

■実質サプライズローズ? 差し出されたハンカチの意図

今まで恒例だったダイヤの婚約指輪はなくなったのですね。今回は2人で作った結婚指輪をそれぞれがはめるというラストでした。あのリングはシルバーとかでしょうか? ゴールドやプラチナなど地金はめちゃくちゃ高騰してますし、これは予算削減……?

しかし、アフターファイナルローズでの一輝と石森さんはとても幸せそうでした。実はすでに別れているのでは? という心配もされるこの場面で、おそらく今もラブラブなのであろうという雰囲気が伝わってきました。ぜひ視聴者としてはこのまま幸せに突き進んでほしいものです。

しかし、カクテルパーティーで号泣する女性達の中で、石森さん優遇でハンカチを渡してた話は誰もが心で突っ込んだのではないでしょうか。実質サプライズローズみたいなもんです。

■合コンでちっちゃいカラオケでジョッキ持って踊ってる男は絶対いいやつ

そして、元エンタメ系IT企業勤務・辻󠄀本菜々子さんが「顔も性格もいい人に出会ってしまったから、自分の中では恋愛のハードルは上がっちゃったなと思っていて」と言っていましたが、一輝を比較対象にすると次はイーロンマスククラスを狙う必要が出てくるのでぜひ忘れていただきたい。合コンでちっちゃいカラオケでジョッキ持って踊ってる男は絶対いいやつなので、安心して恋に落ちてください。

昨今問題になることも多い炎上対策からか、人と人のぶつかり合いや、個の部分が深く見えづらいシーズンでもあった今回のシーズン。とはいえ、引っ掻きまわすメンバーがもう少し欲しい! という次回への期待を込めつつ、今回もお付き合いいただきありがとうございました。またロレッテで!

(やまとなでし子)

『バチェラー・ジャパン』シーズン6概要

『バチェラー・ジャパン』シーズン6

配信開始日:2025年6月5日(木) 20時より独占配信開始 話数:全9話 6月5日(木)20時 第1話−第4話 6月12日(木)20時 第5話−第7話 6月19日(木)20時 第8話−第9話 製作:Amazon コピーライト: ©2025 Warner Bros. International Television Production Limited. All Rights Reserved

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