欧州参考値ながら0-100km/h加速は3.5秒を誇る驚異的パフォーマンスを持つワゴンモデル、BMWの『M3 CSツーリング(エムスリー・シーエス)』が日本上陸 欧州参考値ながら0〜100km/h加速は3.5秒を誇る驚異的パフォーマンスを持つワゴンモデル、BMWの『M3 CSツーリング(エムスリー・シーエス)』が日本上陸。日本国内において30台限定での導入となり、この7月1日より13日まで注文の受付が実施されている。
直近にはMotoGPロードレース世界選手権“9冠”のレジェンドであり、四輪転向後はBMWのファクトリー契約ドライバーとして戦うバレンティーノ・ロッシとコラボレーションした特別限定モデル『BMW M4 CS VR46』を導入したBMWだが、今回もおなじみBMW Mでは上級に分類される最新のMハイ・パフォーマンス・モデルが登場した。
名称に冠されたCSは『Competition Sport(コンペティション・スポーツ)』の頭文字であり、その名のとおりサーキットで培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めた同車は、そもそもの『M3 Competition M xDriveツーリング(コンペティション・エム・エックスドライブ)』をベースに、ブーストアップ等のチューニングを施すことで約20馬力(欧州参考値)の出力向上を実現。最高出力で405kW/550PS、最大トルクは650Nm/2750〜5950rpmにまで到達している。
同様にシャシー・チューニングの面でも、路面追従性やキャンバー強度、ダンパーのレスポンスを向上させるため、ボールジョイント箇所を4ヵ所増加し14ヵ所へ。エンジンマウントやギヤボックスのベアリングを強化、専用サスペンション、専用スタビライザー、低重心化、レッドハイグロスのMカーボンセラミックブレーキを標準装備することで、約15kgの軽量化も遂げつつサーキットにおける究極のドライビング性能を発揮する。
その性能を視覚的に表現したエクステリアでは、ボンネットにCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用してここでも軽量化を図り、さらにキドニーグリル、エアインレット、ドアミラーキャップ、ディフューザー等にもCFRPを採用することでさらに存在感を増している。
また、ヘッドライト点灯時にデイライトがイエローで発光する機能を備えたアダプティブLEDヘッドライトを装備し、テールゲート等のモデルバッチは、ブラックをベースにレッドアクセントを利かせることで特別感を演出する。
一方のインテリアも、センターマーク付きのMアルカンターラ・ステアリング、Mカーボンファイバートリム、専用CFRP製センターコンソール、前席にMカーボンバケットシート等を採用し、レーシングシーンを彷彿とさせるデザインとされた。その一方でリヤシートには大人3名が座れるスペースを確保しており、日常使いでの優位性も兼ね備えている。
前述のとおり日本国内では30台限定となり、すべて右ハンドルの8速AT仕様とし、価格は2098万円(税込)となっている。
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[オートスポーツweb 2025年07月02日]