シンガー・ソングライターの井上苑子(27)が2日、都内で、デビュー10周年記念アルバム「Inoue Sonoko BEST −♯27−」のリリースイベントを行った。
前日1日がデビュー記念日だった。アルバムに収録されている「線香花火」「ふたり」「Meet Sauce」と続け、最後にメジャーデビュー曲「大切な君へ」を披露した。
16年間歌い続けてきたが、喉の違和感や声の不調のため、年内で歌手活動を休止することを6月24日に発表。その後、初の公の場となった。声が出づらく、歌唱しながら思わず涙ぐむと、ファンから温かい拍手が贈られた。
囲み取材に応じた井上は「ベストアルバムを作るにあたって10年を振り返ることが多くて。ファンの皆さん、スタッフの皆さん、一緒に楽曲を作ってくださった作家の皆さん。いろんな方に出会えた。昨日のことのように10代を思い出します」。11歳で音楽活動を始め、メジャーデビューは17歳だった。「11歳からやってるとちょっと遅くてですね。私、できると思ってたのに全然できないなと思った。だからメジャーデビュー曲を制作している時はすごくワクワクしていたな」と振り返った。
「想像もしなかったことも起こった」と喉の不調にも触れた。コロナ禍が明けてライブ数が増えたころから、「ちょっとおかしい」という状態がずっと続いていたという。「昔は思ったように歌えることが本当に楽しかったのに、大好きな歌が歌えなくなってしまうかもしれない」と涙をこぼし、歌手活動休止を決めた心境を明かした。
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歌は休むが「ファンの方とは絶対に会える来年にしたい」と話す。「もう、本当にストレスフリーになって戻ってきたいです。楽しく歌えるようになりたい」と全快での復帰を誓った。
◆リリース情報
アルバム『Inoue Sonoko BEST−#27−』
2025/7/2 RELEASE
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