お笑いコンビ、ナイツが4日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月〜金曜午後1時)に出演。20年に亡くなった内海桂子師匠(享年97)との思い出を語った。
黒柳徹子(91)から「塙さんは、けがをして、師匠のプロ根性を感じたんですね?」と振られると、塙宣之(47)は「落ち込んだりもしたんですけど、師匠はこの倍以上に、舞台に上がりたい気持ちがあったので、休んでいる場合じゃないなと。ありのままでいいんだ、けがしたらけがしたで。師匠の下で育ったのでそういう風に頑張ろうと」と、内海師匠の姿を回想した。さらに黒柳から「厳しかったんですか?」と問われると、「ふだんは喋らないんですけど、舞台に上がったときだけすごく厳しいんです。僕らは言い間違いの漫才でテレビに出始めたんですけれど、師匠からしたら『ごにょごにょ言ってるだけで、なにもおもしろくない』って。お客さんの前で『全然おもしろくないんだよ!』って激しい突っ込みをしてましたね」と、舞台上で正座して叱責(しっせき)される写真を見ながら語った。
相方の土屋伸之(46)も「説教をするとお客さんも喜ぶので。常にお客さんをどうやって喜ばせるかっていうサービス精神のかたまりだった。裏では全然優しいです」と内海師匠の一面を明かした。
続けて、塙は「最近思うんですけど、一生懸命ネタをつくってやろうと思ってたんですけど、師匠は、ネタなんかどうでも良くて。人と人が感性でぶつかれば漫才になるんだ、っておっしゃっていたので。だから僕らだけじゃなくて、入ったばかりの子を舞台に上げて、1年目と60年目の人で話すだけでも漫才になるんだっていってよく若い子が舞台に上げられてどっかんどっかんウケていたんで。そういう感覚ってスゴいって言うか、僕にはできない」と尊敬の念を語った。
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