写真 明治安田J1リーグ第23節が5日に行われ、川崎フロンターレと鹿島アントラーズが対戦。2−1で川崎Fが勝利した。
この試合後、東アジアE-1サッカー選手権2025出場のため、川崎Fと鹿島からそれぞれ2選手ずつが日本代表に合流するが、鹿島からはDFキム・テヒョンも韓国代表として参加する。
A代表初招集になるキム・テヒョンは「代表に初めて選ばれたことは、すごく光栄だと思っています。その中で試合に出ることも意識しなければいけないですし、韓国代表として、鹿島と同じく優勝を目指すことが一番大事だと思っています。代表選手として、結果にこだわりながら、それを鹿島にまた帰ってきた時に、いいものを貢献できるようにしたいと思っています」と意気込みを語る。
母国でのE-1選手権となるが、「韓国開催はもちろんいいことですが、韓国でプレーした経験はそこまで長くないので、僕も韓国に慣れなければいけないところもあると思っています」と、2022年からは日本でプレーする中での、母国での代表初招集に心境。
韓国代表を率いるホン・ミョンボ監督には蔚山現代(現:蔚山HD)在籍時代に指導を受けており、「すごくカリスマ性があり、選手としても経歴を持つ監督で、言葉の重みで選手たちのリーダーシップを取れる監督で、すごくいい人だという印象を持っています。蔚山の時からすごくいい学びがたくさんあったので、それをまた意識しながら、成長した自分の姿を見せたいです」と語る。
日本代表とは15日に対戦する。チームメイトのGK早川友基とDF植田直通とはピッチ上で相対する可能性もあるが、「チームメイトと代表戦で当たることは自分の中でもすごく興味深いところではありますが、試合は結果が大事なので、勝つためにやっていかなければいけない」と結果にフォーカスすることを強調。「結果で見せなければいけないのが代表です。僕もその競争に負けないように、結果で証明していきたいと思っています」と、国内組23名、Jリーグ組3名で構成される韓国代表において、自身の生き残りも含めて、覚悟を示している。