<DeNA1−5阪神>◇6日◇横浜
DeNAが打開策を見つけるべく、もがくも阪神に強さを見せつけられ、同一カード3連敗を喫した。これで首位阪神とは8・5ゲーム差に引き離された。ベンチには盛り塩を設置し、試合中には三浦大輔監督(51)が円陣で異例の声出しを担当してナインにゲキを飛ばすも勝利には届かなかった。
いきなり出ばなをくじかれた。1回1死、先発ジャクソンが阪神中野に中前打を浴びると、続く森下に先制2ランを被弾。さらに続く佐藤輝に右中間へ2者連発となるソロを浴びた。今季ここまで防御率1点台で阪神戦は4戦負けなしのジャクソンだったが、味方の攻撃を待たずして3点のビハインドを背負う展開となった。
しかし黙っているわけにはいかない。主将・牧秀悟内野手(27)が特大ソロで反撃ののろしを上げた。2回先頭、先発伊藤将の内角スライダーを捉えた。打球速度180キロ、左翼フェンス最上部看板を直撃する推定飛距離135メートルの特大14号ソロで2点差に迫った。
しかし直後の3回2死二塁、大山に適時二塁打を浴びてすぐに3点差に戻された。ジャクソンは5回5安打4失点で今季の阪神戦初黒星。「状態は悪くなかったのですが、何球か変化球が甘く入ってしまったところをホームランにされてしまいました」と振り返った。
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6回の攻撃前には指揮官がベンチ前の円陣で異例の声出し。ナインにゲキを飛ばした。先頭石上が右前打も代打筒香が空振り三振。続く桑原が左前打でつなぐも、佐野、宮崎が倒れて無得点に終わった。
さらに3点を追う7回にも2死一、二塁とチャンスを作ったが石上が左飛に倒れて無得点。直後の8回、4番手の中川が森下にこの日2本塁打目となるソロを浴びて4点差に広げられた。
そのまま点差を縮められずに3連敗。3試合でわずか2得点と打線が相手投手陣に封じられた。借金は2となり首位阪神と8・5ゲーム差の4位。ベンチ前には厄よけの盛り塩が設置され、さまざまな策を講じたが白星には結び付かなかった。
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