
1年に1度だけ織姫と彦星が逢瀬(おうせ)を許された特別な日ーーーそれが「七夕」。
けれど、この日に雨が降ると、天の川の水かさが増して2人は会えなくなってしまうのだとか。七夕に降る雨は、 2人が流す涙に例えて「催涙雨(さいるいう)」とも呼ばれています。
果たして今年、織姫と彦星は会えるのでしょうか……!?
【東京はお天気良さそう!】
まずは2025年7月7日の東京の天気をチェックしてみましょう。
7月4日6時に発表された気象庁の予報によると、7月7日の天気は「晴れ 時々 くもり」。降水確率は1日通して20%でした。
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翌日7月8日も晴れ予報が出ているので、七夕の夜もお天気が崩れる心配はなさそうです。このところ天気が急変しやすいので、雨が降ったり曇ったりする確率もゼロではないけれど……ひょっとしたら天の川が見られる可能性あるんじゃない!?
【そのほかの地方はどうなる?】
続いて全国のお天気です。
全国的に「晴れ」もしくは「くもり」のところが多めで、関東から西日本にかけて「晴れマーク」で覆われています。東北地方よりも北は「くもりマーク」が多めだけれど、福島県と宮城県だけは「晴れマーク」!
降水確率は東日本・西日本ともに20%〜30%のところが多いみたい。新潟県や沖縄県のあたりは、比較的雲が多いようですが、晴れ間も期待できるようなので空を見上げてみるといいかもしれません。
【1年に1度の逢瀬は不可能だった!?】
ちなみに……織姫と彦星は年に1度会えるといわれていますが、国立天文台によれば「現実的に考えると1年に1回会うことは不可能」なのだとか。
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というのも、織姫は「こと座の一等星ベガ」、彦星は「わし座の一等星アルタイル」のこと。2つの星は14.4光年ほど離れており、光のスピードでも約14年半かかってしまう(!)ため、ひんぱんには会えないようなんです。
しかしながら、空を見上げれば2つの星が近くに見えます。
日が沈むころに東の空に現れて、未明には南の空高くに昇るそう。運が良ければ、2つの星のあいだに横たわる天の川も眺めることができるかも……!!
参照元:気象庁、国立天文台
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:ぱくたそ
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