オアシス、復活ツアー初日は1990年代の名曲がずらり!原曲アレンジを忠実に23曲【ライブレポート】

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2025年07月07日 12:30  ORICON NEWS

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『oasis live ‘25』プリンシパリティ・スタジアム公演の模様 Photo:Angus Jenner
 英ロックバンド・オアシスが約16年ぶりに再結成を果たし、ワールドツアー『oasis live ‘25』の初日公演を4日(現地時間)、英ウェールズの首都カーディフにあるプリンシパリティ・スタジアムで開催した。オアシス名義としてのライブは、2009年8月以来。チケットは昨年の発売開始時点で世界158ヶ国から1000万人以上の応募が集まっていた。

【ライブ写真】オアシスのステージに帰ってきた!熱唱するリアム・ギャラガー

 再結成ツアーの初日には、オープニングアクトとしてCASTとリチャード・アシュクロフトが出演。CASTは元The La’sのジョン・パワー率いるバンドで、オアシスとは初期から交流がある。アシュクロフトはThe Verveの元フロントマンで、1995年のオアシスの楽曲「Cast No Shadow」のモデルとも言われており、この日も「Sonnet」や「Bitter Sweet Symphony」を披露。リスペクトに満ちたパフォーマンスで会場を盛り上げた。

 定刻前に始まったオアシスのステージは、「Fuckin' in the Bushes」(2000年のアルバム『Standing on the Shoulder of Giants』収録)をSEにスタート。ノエルとリアムのギャラガー兄弟がともにステージに立ち、手を取り合って登場した。

 セットリストは、全23曲(SE含まず)すべてが1990年代に発表された楽曲で構成された。代表作『Definitely Maybe』(1994年)からは6曲、『(What’s the Story) Morning Glory?』(1995年)から8曲、『Be Here Now』(1997年)から3曲のほか、シングル「Whatever」や、B面楽曲「Acquiesce」「Fade Away」「Talk Tonight」なども披露された。

 演奏は原曲のアレンジを忠実に再現しており、リアムはマイクに挑むように歌い上げ、ノエルはギターに徹しながらも随所で笑顔を見せる場面もあった。中盤ではリアムが観客に呼びかけて肩を組ませるなど、フロントマンとしての存在感を発揮。セット終盤では「Live Forever」のパフォーマンス中に、同日に交通事故死が報じられたポルトガル代表のサッカー選手ジョタ(英リヴァプールFC所属)の映像がスクリーンに映し出され、追悼の意が込められた演出が行われた。

 本編ラストは「Rock ’n’ Roll Star」。若き日の兄弟の映像が背景に投影され、原点であるデビュー曲で締めくくられた。アンコールでは「The Masterplan」「Don’t Look Back in Anger」「Wonderwall」「Champagne Supernova」と代表曲を連発。最後にはリアムが三度深く頭を下げ、ノエルと軽く抱擁を交わした。

 会場となったプリンシパリティ・スタジアム周辺では、世界中から集まったファンが昼間からオアシスの曲を流し、パブや商店のいたるところでギャラガー兄弟の姿が掲出されるなど、再結成初日は街全体がオアシス一色に染まった。

 16年ぶりの再結成を果たしたオアシスは今後、UKを皮切りに世界各地でツアーを展開する。

 10月3日には、『(What’s The Story) Morning Glory?』の30周年記念デラックスエディションがリリースされる。同作は昨年8月にリリースされた『Definitely Maybe』30周年記念盤に続く企画。なお、「Don’t Look Back In Anger」は、7月17日から放送が始まるテレビ朝日系ドラマ『しあわせな結婚』の主題歌にも起用される。

 日本では、オフィシャルオンラインストア『Oasis Live ‘25 JAPAN Official Online Store』がオープンし、UKデザインのツアーTシャツ(7500円)の販売もスタート。さらに、1994年9月にオアシスが初来日公演を行った“聖地”渋谷クラブクアトロ近くのMITASHITA PARKでは、来日記念ポップアップショップの開催も予定されている。開催日程や詳細は、公式サイトおよび公式Xで随時発表される。

■『oasis live‘25』7月4日プリンシパリティ・スタジアム公演セットリスト
M01. Fuckin in the Bushes (4th『Standing on the Shoulder of Giants』) ※SE
M02. Hello (2nd『(What’s the Story) Morning Glory?』)
M03. Acquiesce(「Some Might Say」B面)
M04. Morning Glory (2nd『(What’s the Story) Morning Glory?』)
M05. Some Might Say (2nd『(What’s the Story) Morning Glory?』)
M06. Bring It on Down (1st『Definitely Maybe』)
M07. Cigarettes & Alcohol (1st『Definitely Maybe』)
M08. Fade Away(「Cigarettes & Alcohol」B面)
M09. Supersonic (1st『Definitely Maybe』)
M10. Roll With It (2nd『(What’s the Story) Morning Glory?』)
M11. Talk Tonight(「Some Might Say」B面)
M12. Half the World Away(「Whatever」B面)
M13. Little by Little (3rd『Heathen Chemistry』)
M14. D’You Know What I Mean? (3rd『Be Here Now』)
M15. Stand by Me (3rd『Be Here Now』)
M16. Cast No Shadow (2nd『(What’s the Story) Morning Glory?』)
M17. Slide Away (1st『Definitely Maybe』)
M18. Whatever(シングル)
M19. Live Forever (1st『Definitely Maybe』)
M20. Rock ’n’ Roll Star (1st『Definitely Maybe』)
【アンコール】
EN1. The Masterplan(「Wonderwall」B面)
EN2. Don’t Look Back in Anger (2nd『(What’s the Story) Morning Glory?』)
EN3. Wonderwall (2nd『(What’s the Story) Morning Glory?』)
EN4. Champagne Supernova (2nd『(What’s the Story) Morning Glory?』)
※セットリストを再現した公式プレイリストも、各種音楽配信サービスで公開中

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