CFCLとエムシーファッションが業務資本提携　グローバル展開に向けた協業関係を構築

　ワールド傘下の繊維商社エムシーファッションと「シーエフシーエル（CFCL）」が、第三者割当増資による業務資本提携契約を締結した。同契約により、エムシーファッションは約2.5億円を出資し、CFCLの発行済株式の3.0%を取得する。

　今回の提携通じて、CFCLの成長に寄与すると共にグローバルに展開するファッションブランドの事業支援ノウハウを蓄積し、エムシーファッションが進めるブランド共同経営事業のさらなる機会獲得と実行力強化を画策。CFCLに対して、生産拠点の探索や生産能力の拡充、在庫管理システムの改善などに対するノウハウ提供と人的支援のほか、各国地域の法規制対応に関する専門知識の提供、経営基盤整備や強化の支援を行う。
　CFCL代表取締役副社長兼COOの松浦直彦は「2020年の設立以来、国内外において事業展開してまいりましたが、常に課題になっていたのは事業を担う人材の不足でした。また、CFCLは多様な人材がそれぞれの事情に合わせて働ける環境を追求しています。今回のエムシーファッションとの業務資本提携は事業展開および相構築の両面において力強い枠組みとなり、CFCLの成長はもちろん、日本のファッション業界における新興企業と大企業の新たな共同の形となるよう鋭意推進してまいります」とコメント。エムシーファッション社長執行役員ライフスタイル本部長の幸晋也は、「今回の業務資本提携を通じて、CFCLが目指す海外展開や生産体制構築、事業基盤確立に対して、当社が長年培ってきた機能やノウハウを提供し、CFCLの事業成長をより加速させられることを楽しみにしています。当社としても、グローバルに展開するファッションプランドの事業支援を通じてノウハウを蓄積することで、当社が進めるプランド共同経営事業のさらなる機会獲得と成長につながることを期待しています」と語っている。