
明日8日を対象に、秋田県に熱中症警戒アラートが発表されました。東北地方では今年初めてです。東北の梅雨明けはまだ先になりましたが、暑さは真夏の危険さです。熱中症による健康被害が生ずる恐れがあります。他人事と考えずに、暑さから身を守りましょう。
東北で今年初の熱中症警戒アラート
今日7日は二十四節気の「小暑」で本格的に暑くなる頃とされます。
東北地方では福島・宮城・岩手県内の11地点で35℃以上の猛暑日になるなど、厳しい暑さになりなりました。
明日8日も厳しい暑さが続く予想で、秋田県には熱中症警戒アラートが発表されました。発表基準の「暑さ指数:33以上」が予想されるのは大館市周辺です。
暑さ指数は湿度の影響が7割と大きく、南西からの湿った空気が入る秋田県で、東北地方で今年初の発表となりました。
その他の東北地方でも、暑さ指数は最も高いランクの「危険」の地域が多くなります。
「危険」ランクの目安としては、高齢者の方は安静にしていても熱中症が発生する危険性が大きくなります。外出はなるべく避けて、昼夜問わずエアコンを使用し、涼しい室内ですごしましょう。屋外での運動は、特別の場合を除いて、中止すべきとされています。特に、お子さんの場合は注意が必要です。
梅雨明けは遅れても厳しい暑さ続く
今日7日は、先週の時点で東北地方の梅雨明けを予想していましたが、気象庁からの発表はありませんでした。
その要因の一つは、今週半ばに台風4号周辺の暖かく湿った空気と、オホーツク海高気圧からの涼しく湿った空気の間で梅雨前線が再び発生して、東北南部を中心に雨が予想されるためです。
9日頃は宮城県を中心に、岩手・福島県周辺でも雨量が多くなる可能性がありますので、最新の予報を確認しましょう。
10日〜12日頃は、北東から涼しい空気が入る青森県〜福島県の太平洋沿岸で気温が一時的に下がりそうですが、そのほかは厳しい暑さで、夜も気温が25℃以上の熱帯夜の地域もありそうです。引続き熱中症には警戒が必要です。
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梅雨明けは3連休のあとか
7月中旬も東北地方は湿った空気や前線などの影響で曇りや雨の日が多くなりそうで、20日頃も広く雨が降る予想です。
このため東北地方の梅雨明けは22日頃を予想します。
長雨はなさそうな一方で、厳しい暑さと、局地的な大雨や雷雨の起こりやすい場が続きそうです。
暑さ対策にくわえて、気象情報をこまめに確認してください。