SROジャパンカップはGTワールドチャレンジ・アジア同様、プロがレース2のスタートを担当する。MAEZAWA RACINGは横溝が8番手からスタートすると、1周目の混戦のなかで6番手にポジションアップ。2周目のアクシデントの影響で長い赤旗中断となったが、再開後も4番手を走っていたMax Racingの24号車メルセデスAMG GT3の元嶋佑弥、K-tunes Racingの96号車レクサスRC F GT3の福住仁嶺を追いながらレースを戦っていった。ただ「ストレートスピードが伸びず「なかなか前をオーバーテイクすることができないまま、しっかりバトンを繋ぐことに集中しました」と横溝が語るとおりなかなか順位を上げるには至らず。前澤にバトンを繋ぐことになった。
交代した前澤は、一時は内田優大の24号車メルセデス、都筑晶裕のHitotsuyama with Cornes Racingの296号車フェラーリに先行を許したものの、5番手につける。トップを走っていたBINGO RACING with LM corsaの9号車フェラーリがストップ・アンド・ゴーペナルティで後退すると、前澤は4番手に浮上した。
前澤はストレートではやはりやや離されるものの、何周にも渡ってクレバーにチャンスをうかがい続けた。この間に、アマクラストップだったTeam DAISHIN with GTNETの81号車ニッサンGT-RニスモGT3を駆る大八木龍一郎、レース1のウイナーであるBANKCYが駆るseven x seven Racingの666号車ポルシェ911 GT3 Rが接近。バトルは緊迫していった。