長期金利、一時1.595%に上昇=16年9カ月ぶり高水準
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2025年07月15日 10:01 時事通信社

15日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが一時1.595%に上昇(債券価格は下落)した。リーマン・ショック直後の2008年10月以来、約16年9カ月ぶりの高水準。
20日投開票の参院選で与党の苦戦が報じられ、「選挙結果によっては消費税減税などの可能性が高まり、財政が悪化するとの懸念が広がっている」(資産運用会社)ことなどから、国債が売られている。
特に償還までの期間が10年より長い超長期国債の金利が大きく上昇し、一時30年物国債は3.200%と過去最高、20年物国債も2.650%と1999年11月以来約25年8カ月ぶりの高水準となった。
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