ミヤネ屋が窮地…元日テレのジャニ好きアナが“午後の情報番組戦線”に参入、三つ巴バトルの行方

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2025年07月15日 12:10  週刊女性PRIME

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宮根誠司

 昼のワイドショー戦線に異状あり――。これまで長らく『ミヤネ屋』(日本テレビ系)と『ゴゴスマ』(TBS系)が覇権争いを繰り広げてきた午後の情報番組に、フジテレビが挑戦状を叩きつけた。

長年の“王座”を明け渡した『ミヤネ屋』

日本テレビ出身のフリーアナウンサーである青木源太さんがMCを務める関西テレビ系列の『旬感LIVE とれたてっ!』が、この秋からフジテレビでも放送されることが決定しました。同局が昼にワイドショーや情報番組をもってくるのは、2015年から2020年まで続いた『直撃LIVE グッディ!』以来およそ5年ぶりです。

 現在、フジの昼の時間帯はドラマの再放送枠となっていますが、それをやめてまでの本格参戦は、業界内でも大きな話題となっています」(放送作家、以下同)

『とれたてっ!』は青木アナの司会で2023年10月にスタート。当初は平日1時間、祝日などに不定期の2時間放送が行われていたが、好評を受けて24年10月から関西ほか一部系列局の金曜日の放送枠が2時間に拡大。25年4月からは一部系列局を除いてすべての曜日が2時間となっており、放送エリアも2局増えて16局と勢いは止まらない。

 ここで安心していられないのは『ミヤネ屋』だろう。

 石井亮次が司会を務める裏の『ゴゴスマ』は2024年度の平均視聴率は個人全体で2.5%、世帯4.9%を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区平均/以下同)。関東での放送が開始されて10年目で初の年度単独トップを獲得した。一方『ミヤネ屋』は長年の“王座”を明け渡し、劣勢に追い込まれている。

 そんな同番組の現状について先の放送作家は語る。

『ミヤネ屋』に相次ぐ炎上

『ミヤネ屋』は最近、相次ぐ炎上で苦境に立たされています。2024年3月には宮根さんが韓国取材中に路上喫煙をする姿がネットで拡散され炎上し、番組内で謝罪に追い込まれています。同年11月の猪口邦子参議院議員宅で発生した火災では、燃え盛る炎の中の人影を映した視聴者提供映像を放送し、200件を超える抗議が殺到しました。

 25年1月には生放送中に宮根さんがコメンテーターのデーブ・スペクターさんを叱責する場面も物議を醸しています。同年5月には男児1名が重傷、3名がケガを負った埼玉県で起こったひき逃げ事故で、車に同乗していた外国人男性が『大丈夫?』と笑いながら声をかけたことを『ことの重要性がわかっていなかったのかも』とフォローするようなコメントが波紋を呼び、視聴者の信頼を失いつつあります」

 さらに3人のMCが持つ魅力の差は明確だという。

宮根さんは62歳でベテランのため若いころのさわやかさから一転してぎらついた印象が強くなり、滑舌もよくないときがあります。2012年に『女性セブン』に報じられた隠し子スキャンダルも尾を引いています。対する石井さんは48歳で誠実な人柄が評価されています。そのなかで青木さんは最も若い42歳。

 さわやかな語り口で『スッキリ!!』や『PON!』『火曜サプライズ』など“日テレの顔”として活躍、旧ジャニーズ好きとしても有名で、オリコンの『好きな男性アナウンサーランキング』では2017年に3位に入るなど、高い好感度を誇ります」

 長年ライバルとして競り合ってきた裏の『ゴゴスマ』に視聴率で逆転され、さらに青木源太という新たな強敵が関東進出を果たす。宮根を挟み撃ちする形で完成した包囲網の中、ネット上では、

《「ミヤネ屋」から視聴率を奪ってほしい》
《宮根さん、そろそろ限界かなあ》
《ミヤネ屋見るのが最近きつくなってきたので、とれたてっ!に期待》

 など、新たな選択肢への期待が高まっている。果たして三つどもえ視聴率バトルの行方やいかにーー。

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